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最新記事【2008年03月24日】

2008年F1マレーシアGP3日目の決勝レース後のコメントです。
佐藤琢磨にアンソニー・デビッドソンの両ドライバーと鈴木亜久里代表とも、現状のチーム状況の中では、出来る限りのことはやり尽くして良い結果だったとコメント。
もちろん順位やレース内容からしたら、納得できる物ではないんでしょうが。今は我慢の時ですね。
次戦までに2週間あるが、マシンのアップデートは出来ないんだろうなぁ・・・
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。

2008年 マレーシアGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー18 (SA08A-06)
16位 走行周回数:54周  最速ラップタイム:1分38秒504(53周目)

アンソニー デビッドソン カーナンバー19 (SA08A-05)
15位 走行周回数:55周  最速ラップタイム:1分38秒171(55周目)

天気:晴天 (湿度:66.7% -72.9%)
気温:最低30.1°C 最高31.0°C
コース路面温度: 最低38.6°C 最高46.7°C

SUPER AGURI F1 TEAMの両ドライバーは極めて暑く湿度の高いコンディションでの中、よく耐え、マレーシアGPをアンソニーは15位、佐藤琢磨は16位という結果で、チェッカーを受けることができた。

佐藤琢磨
「レースを完走できて良かった。第1スティントと第2スティントは良かったが、第2スティント中に不運にも高速区間でタイヤかすを拾ってしまったため、走行ラインが膨らんでしまい、タイムロスをしてしまった。特に最終スティントでは、ほとんど毎周回、渋滞に見舞われ、最後までスピードに乗れなかったのは残念だった。それでもマシンの信頼性が高いことがわかったことは良かったし、貴重なデータを収集することもできた。厳しいレースだったが、チームにとって良いレースだったと思う」

アンソニー デビッドソン
「今日はチームにとっても僕にとっても良いレースだった。レースを最後まで走り切るのは昨年度のブラジル以来で素晴らしかった。レース自体もとてもうまくいったと思う。スタッフが最高の仕事をしてくれたため、レース中ずっとマシンの信頼性が高かった。タイヤを含め、何の問題もなかった。マシンに乗っていることが快適で、ここぞという時にプッシュすることができた。今僕たちが置かれている状況を考えると、非常に良いポジションでチェッカーを受けることができたと思う」

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
「とても蒸し暑い厳しいレースになったマレーシアGPでの2台共の完走を非常に嬉しく思う。チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれて、今日の2台のマシンが完走したことで、SUPER AGURI F1 TEAMの2008年度シーズンがやっと始まったと感じている」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)

2008年F1第2戦マレーシアGP決勝は、フェラーリのキミ・ライコネンが今季初優勝。2位にはBMWザウバーのロバート・クビカ、3位にはマクラーレンのヘイキ・コバライネンが入った。
そしてスーパーアグリF1の2台は、アンソニー・デビッドソンが15位、佐藤琢磨が16位で無事2台揃って完走。
またウイリアムズの中嶋一貴は、最後方から軽めのタンクで盛んにオーバーテイクを見せるも17位に終わった。

スーパーアグリの2台は、当然準備不足がたたり後方でのレースとなったが、なんとか2台揃って完走。シーズン中盤以降に巻き返せるよう、ここはレースと言えでもデータ収集が重要か。
中嶋一貴は、序盤にオーバーテイクを見せ追い上げを期待させたが、前半に順位を上げるため軽めの燃料でのパフォーマンスだったようだ。ただそれでもいいとこまで行けるのかな?と思ったが、地上波中継では知らない間に最後尾に落ちてた・・・
ただ、ロズベルグもパッとしなかったので、マシンとコースの相性も悪かったのかも?

日本勢で一番期待だった3番手スタートのトヨタのトゥルーリは、スタート直後の1コーナーでBMWザウバーのハイドフェルドと軽く接触。順位を落としたが、中盤はマクラーレンのコバライネンを追い回し、終盤はハミルトンの追い上げを凌ぎ4位フィニッシュと大健闘。

さてレースの方はと言うと、下馬評どおりフェラーリが速く、ライコネンが1回目のピットストップでマッサの前に出てからは独走し完勝。2位にもマッサが来て1-2かと思ったら、まさかの単独スピン!リタイヤに終わった。トラクションコントロールが無くなった影響か?
ただフェラーリもというかフェラーリエンジンが万全でなく、どうもスタンダードECUと上手くマッチング?出来てないようで、原因がわからないトラブルを抱えているらしい・・・
それがいつ発生するかもわからず、今回はトロロッソのベッテルのリアから火が出た。

両ドライバーがペナルティで5グリッド降格したマクラーレンは、コバライネンがなんとか3位に入るも、ハミルトンはピットでのホイールナットが外れないトラブルで5位に終わった。
それに引き換えBMWザウバーは、2戦連続2位表彰台と好調。優勝する日が近いかも?

それにしても開幕戦のオーストラリアGPと違い、暑さに負けず17台が完走。はなから暑いとわかっていたので、熱対策が万全だったのかな?
しかしアロンソが8位と、ルノーのマシンはまだまだ速さが足りないんだね。アロンソならもう少し上まで行けるのかなと思ってたんだが・・・

F1マレーシア・グランプリ 日曜日決勝
セパンF1サーキット 5.543km×56周=310.408km
1 K.ライコネン フェラーリF2008 56周 1:34'50"616
2 R.クビカ BMWザウバーF1.08 56周 19"570
3 H.コバライネン マクラーレンMP4-23・メルセデス 56周 38"450
4 J.トゥルーリ トヨタTF108 56周 45"832
5 L.ハミルトン マクラーレンMP4-23・メルセデス 56周 46"548
6 N.ハイドフェルド BMWザウバーF1.08 56周 49"833
7 M.ウエーバー レッドブルRB4・ルノー 56周 68"130
8 F.アロンソ ルノーR28 56周 70"041
9 D.クルサード レッドブルRB4・ルノー 56周 76"220
10 J.バトン ホンダRA108 56周 86"214
11 N.ピケJr. ルノーR28 56周 92"202
12 G.フィジケラ フォース・インディアVJM01・フェラーリ 55周 1LAP
13 R.バリチェロ ホンダRA108 55周 1LAP
14 N.ロズベルグ ウイリアムズFW30・トヨタ 55周 1LAP
15 A.デイビッドソン スーパーアグリSA08A・ホンダ 55周 1LAP
16 佐藤琢磨 スーパーアグリSA08A・ホンダ 54周 2LAPS
17 中嶋一貴 ウイリアムズFW30・トヨタ 54周 2LAPS
S.ベッテル トロロッソSTR2B・フェラーリ 39周 DNF
F.マッサ フェラーリF2008 30周 DNF
A.スーティル フォース・インディアVJM01・フェラーリ 5周 DNF
T.グロック トヨタTF108 1周 DNF
S.ブルデー トロロッソSTR2B・フェラーリ 0周 DNF

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リンク

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