頑張れスーパーアグリF1チーム

2008年03月17日

2008年F1第1戦オーストラリアGP決勝は、マクラーレンのルイス・ハミルトンが危なげなくポールtoウィン。2位にはBMWザウバーのニック・ハイドフェルド、3位にはウイリアムズのニコ・ロズベルグが入ってF1初表彰台。
そしてスーパーアグリF1は、佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンともにリタイアに終わった。
またウイリアムズの中嶋一貴は、レース中いろいろあったが7位で無事チェッカーを受け、初ポイントをゲットした。

2008年は波乱の開幕戦になりましたねぇ。これもスタンダードECUの影響か、スタート及びオーバーテイクの時にマシンの挙動が安定しないからか、かなりのアクシデントが発生。結局7台しかチェッカーを受けられなかった。
そんな中、ポールのハミルトンだけは何事も無かったかの如く完勝。まるで去年のカナダGPのような展開でした。ただ2回目のピットインのタイミングがコバライネンと逆だったら、結果も逆になっていたかもしれない。そう思うとやっぱりハミルトンは只者ではないなぁ。

それに引き換えフェラーリは、予選と同じく決勝も散々で、マッサはスタート直後の1コーナーでスピン。フロントウイングを壊しピットで修復するも結局リタイヤ。ライコネンもレース中に速さを見せたが、2度もコースオフ。逆転優勝もできる展開だっただけに勿体無かった。ただ結局はトラブルでリタイヤ。完走が少なかったので1ポイントゲットしたのはラッキーか。
フェラーリのリタイヤの原因は、マッサとライコネンともにエンジントラブルみたいで、トロロッソのブルデーもチェッカー前にエンジンブロー。今回暑かったオーストラリアGP、フェラーリエンジンの冷却系に問題ありなのかも。

我らがスーパーアグリは、残念ながら2台ともリタイア。デビッドソンのオープニングラップのアクシデントは、スロー再生で見たかぎり避けようの無い状況だったのでしょうがないかな。
佐藤琢磨は、スタートで大きくジャンプアップ。最初のピットストップまでは、ペースが上がらないながらの好バトルを見せてくれた。ただ何かのトラブルのためコース上にてストップ。完走が少なかっただけに惜しいレースでした。

他の日本勢は、予選の良かったトヨタは今年も結果につなげられないのか2台ともリタイヤ。ホンダもバリチェロが6位完走するも、ピットレーンの赤信号無視で失格となった。
ウイリアムズの中嶋一貴も無傷ではなく、2度もフロントウイングを破損しながらも、お父さん譲りの「粘り納豆走法」で7位完走。バリチェロの失格がありF1での初ポイント、6位3ポイントを獲得した。しかし2度目のフロントウイング破損の原因となった3回目のセーフティカー走行中に、BMWザウバーのクビカへの追突がペナルティの対象となり、次戦での予選10グリッド降格が決定。

荒れた開幕戦でしたが、各チームのタイムが接近してバトルの多い楽しめたレースでした。来週すぐに第2戦があるので、どんなレースになるのか非常に楽しみです。

F1オーストラリア・グランプリ　日曜日決勝
アルバートパークサーキット 5.303km×58周＝307.574km
1 L.ハミルトン マクラーレンMP4-23・メルセデス 58周 1:34'50"616
2 N.ハイドフェルド BMWザウバーF1.08 58周 5"478
3 N.ロズベルグ ウイリアムズFW30・トヨタ 58周 8"163
4 F.アロンソ ルノーR28 58周 17"181
5 H.コバライネン マクラーレンMP4-23・メルセデス 58周 18"014
6 中嶋一貴 ウイリアムズFW30・トヨタ 57周 1LAP
7 S.ブルデー トロロッソSTR2・フェラーリ 55周 DNF
8 K.ライコネン フェラーリF2008 53周 DNF
R.クビカ BMWザウバーF1.08 47周 DNF
T.グロック トヨタTF108 43周 DNF
佐藤琢磨 スーパーアグリSA08・ホンダ 32周 DNF
N.ピケJr. ルノーR28 30周 DNF
F.マッサ フェラーリF2008 29周 DNF
D.クルサード レッドブルRB4・ルノー 25周 DNF
J.トゥルーリ トヨタTF108 19周 DNF
A.スーティル フォース・インディアVJM01・フェラーリ 8周 DNF
S.ベッテル トロロッソSTR2・フェラーリ 0周 DNF
J.バトン ホンダRA108 0周 DNF
M.ウエーバー レッドブルRB4・ルノー 0周 DNF
G.フィジケラ フォース・インディアVJM01・フェラーリ 0周 DNF
A.デイビッドソン スーパーアグリSA08・ホンダ 0周 DNF
R.バリチェロ ホンダRA108 58周 失格