2007年F1アメリカGP土曜日公式予選後のコメント
2007年06月17日
F1アメリカGP2日目の公式予選後のコメントです。デビッドソンは、最後のフリー走行で壁にヒットしたようで、念のためTカーに乗り換えての予選だったようだ。
今年のルールではマシンは2台まで、Tカーはレースカーをバラして組み立てないといけないから大変な作業。
それを短時間で終わらせ、予選に間に合わすとこが凄い。チームがかなり成長してきている証か。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-04)
フリー走行3回目 17位 最速ラップタイム 1分13秒476
予選順位 18番手 ラップタイム 1分13秒477
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
フリー走行3回目 13位 最速ラップタイム 1分13秒069
予選順位 16番手 ラップタイム 1分13秒259
T-Car SA07-02
天気=晴天 (湿度28.4-36.6% )
気温=最低29.9℃ 最高35.2℃
コース路面温度=最低40.7℃ 最高 59.6℃
インディアナポリスの“ブリックヤード”で行われた今日の予選セッションは、エキサイティングで僅差の戦いとなった。3回目のフリー走行で壁に接触したアンソニーがTカーに乗り換える作業を行わなければならなかったため、SUPER AGURI F1 TEAMのガレージは難しい対応を迫られた。激しい予選争いの中、琢磨はわずかなミスが命取りとなり、アンソニーと共に予選第2セッションへ進むことができなかった。SAF1チームのドライバーは、明日のアメリカGP決勝レースを16番手と18番手グリッドからスタートする。
佐藤琢磨
「今日は本当に厳しかった。午前中のマシンバランスは満足できるものではなかったので、予選のためにセットアップを変更した。マシンは改善されたが、1回目の走行では渋滞があり、2回目の走行ではターン1で深く入りすぎてフロントタイヤがロックアップしてしまい、そこでコンマ数秒のタイムロスがあった。第2、第3セクターはまあまあだったが、0.05秒足りずに予選第2セッションへ進めなかった。少し残念だけれど、決勝用のバランスはいいので、いいレースができると思う」
アンソニー デビッドソン
「最後のフリー走行で壁に接触してしまったにも関わらず、チームの素晴らしい仕事のおかげで午後の予選に出場することができた。Tカーに乗り換えなければならなかったので、ガレージが大騒ぎになったけれど、チームはよく対応してくれた。予選第2セッションへ進めたのは本当に素晴らしい成果だ。明日のレースを楽しみにしている」
グラハム テーラー スポーティングディレクター
「午前中は厳しかった。予選までの準備を整えるのが大変だった。ここはグリッド争いが接戦になるのはわかっていたので、その時から厳しい予選になることは承知していた。フリー走行3回目の終盤に、アンソニーがアタックの最中にターン13を抜けるところで壁に接触した。データを見ると、マシンのパーツに設計基準を超えた衝撃が与えられていたので、予選の前にTカーに変更した。エンジン、セットアップなどマシンのすべてを変更する作業を1時間で行わなければならないという厳しい状況だったが、メカニックたちが素晴らしい仕事ぶりを見せてくれた。アンソニーの1回目の予選走行で、マシンの状態がいいことがわかった。彼のエンジニアリング・クルーはいいタイミングでアンソニーをサーキットへ送り出してくれたし、彼もマシンの性能を最大限に引き出してくれたと思う。琢磨はついていなかった。2回目の走行ではターン1で少し深く入りすぎてしまったが、その後は素晴らしい予選ラップだった。しかし、ほんのわずかな差で第2セッションへは進めなかったんだ」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)