2007年F1モナコGP決勝
2007年05月28日
2007年F1第5戦モナコGP決勝は、マクラーレンのフェルナンド・アロンソがポールtoウィンでモナコ2連勝!2位にもマクラーレンのルイス・ハミルトンが入りマクラーレンのワンツーフィニッシュ。3位にはフェラーリのフェリペ・マッサが入った。
そしてスーパーアグリF1の2人、佐藤琢磨は17位、アンソニー・デビッドソンは18位と揃って完走。予選の順位からしてはしょうがない結果となった。
佐藤琢磨は最後列からのスタートだったが、予想とは違いソフトタイヤ(スーパーソフト)を装着していたので、ガソリン満タン作戦ではなかった。どちらかと言うと、軽めのスタートでスーパーソフトのグリップ力も利用して、スタートダッシュ作戦に出た模様。
事実スタートで何台かをオーバーテイクするパフォーマンスを見せたが、今回のモナコは特に波乱も無くセーフティカーも出るような状況にならなかったので、劇的に順位も上げらるはずも無くこの順位での完走はしょうがなかった。
レースは序盤からマクラーレンの2台だけが圧倒的に速く、4位のフィジケラまでもが周回後れになるほどだった。この2人のドライバーは本当に速かった。3位のマッサとの速さの差というものを見せつけられたようだ。
マッサは、テレビで片山右京さんも言っていた通り、ここモナコで速さを見せれないとアロンソやハミルトンのように賞賛されにくいのでは?しかし、苦手かもしれないここモナコで3位に入ったのは、ポイントの面では大きいです。
ライコネンはどこまで上がってくるのか楽しみだったが、やはりセーフティカーが入るような事態も無く8位に入るのがやっとだった。
きっとガソリンを積んでるであろうBMWザウバーにちょっと期待していたのですが、この2台もセーフティカーが入るような事態にならなかったので、特にダークホースにはならなかった。
また日本勢も揃ってパッとせず、ポイント圏内まで来ることは無かった。特にホンダの変則2ストップは、あまり意味が無かったような気がした。テレビ解説でも言っていたように、ホンダはタイム落ちが激しいスーパーソフトで、レースの半分を走りきる自信が無かったのかな?
珍しくセーフティカーが入るような波乱が無く、トップのマクラーレンの2台とのギャップが広がるばかりのレースでしたが、アロンソとハミルトンの限界走行は見ごたえがありました。このままこの2人がチャンピオンシップも抜け出すのか、フェラーリの2人の巻き返しがあるのか、次のカナダGPも非常に楽しみです。
F1モナコ・グランプリ 日曜日決勝
モナコ市街地コース 3.340km×78周=260.520km
1 F.アロンソ マクラーレンMP4-22・メルセデス 78周 1:40'29"329
2 L.ハミルトン マクラーレンMP4-22・メルセデス 78周 4"095
3 F.マッサ フェラーリF2007 78周 69"114
4 G.フィジケラ ルノーR27 77周 1LAP
5 R.クビカ BMWザウバーF1.07 77周 1LAP
6 N.ハイドフェルド BMWザウバーF1.07 77周 1LAP
7 A.ブルツ ウイリアムズFW29・トヨタ 77周 1LAP
8 K.ライコネン フェラーリF2007 77周 1LAP
9 S.スピード トロロッソSTR02・フェラーリ 77周 1LAP
10 R.バリチェロ ホンダRA107 77周 1LAP
11 J.バトン ホンダRA107 77周 1LAP
12 N.ロズベルグ ウイリアムズFW29・トヨタ 77周 1LAP
13 H.コバライネン ルノーR27 76周 DNF
14 D.クルサード レッドブルRB3・ルノー 76周 2LAPS
15 J.トゥルーリ トヨタTF107 76周 2LAPS
16 R.シューマッハー トヨタTF107 76周 2LAPS
17 佐藤琢磨 スーパーアグリSA07・ホンダ 76周 2LAPS 2
18 A.デイビッドソン スーパーアグリSA07・ホンダ 76周 2LAPS
19 C.アルバース スパイカーF8-VII・フェラーリ 70周 DNF
A.スーティル スパイカーF8-VII・フェラーリ 53周 DNF
M.ウェーバー レッドブルRB3・ルノー 17周 DNF
V.リウッツィ トロロッソSTR02・フェラーリ 1周 DNF