2007年F1モナコGP日曜日決勝レース後のコメント
2007年05月28日
F1モナコGP3日目の決勝レース後のコメントです。予選結果が悪かったので苦しいレースでしたが、佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソン共に完走。
今回はあまりにもテレビに映らなかったのでレース状況が解らなかったが、デビッドソンは青旗無視でドライブスルーペナルティを受けていた。佐藤琢磨もスタートから攻めていたが、途中トラフィックに引っかかるなど、他の多くのドライバーと同じく順位を上げることは出来なかった。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
2007年 モナコGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
17位 走行周回数:76 最速ラップタイム:1分17秒183
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
18位 走行周回数:76 最速ラップタイム:1分17秒223
T-Car SA07-02
天気=晴天 (湿度47.3% - 55.0%)
気温=最低24.8℃ 最高27.6℃
コース路面温度=最低33.1℃ 最高42.6℃
SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンは、モナコGPの過酷なレースを戦い抜き、モナコでの2台揃って初めてのチェッカーフラッグを受けた。琢磨は素晴らしいスタートを切り、その後4つポジションを上げ、17位でレースを完走した。一方、アンソニーにとっては初めてのストリートサーキットのレースだったが、18位でレースを終えた。
佐藤琢磨
「タフなレースだったが、ぼくたちはベストを尽くした。ぼくはこのサーキットで可能な最大限の走りをしたつもりだ。レースは渋滞があってとても難しかったが、コースがクリアなときはとても速い周回を走ることができたし、マシンもコンペティティブだった。しかし、モナコでは珍しくないことだが、何回か渋滞に引っかかり、それがぼくのペースに大きな影響を与えた。2回目のピットストップの前の渋滞では、ポジションを上げるチャンスを逃してしまった。ベストを尽くしてうまく遅れを取り戻すことができたと思っているけれど、もっとスピードが必要だとも思う。ただ、この困難なモナコGPでフィニッシュすることができたのは素晴らしいことだ」
アンソニー・デビッドソン
「このレースを完走できたこと自体は成功だったと思う。今日の午後、コースに出たときはグリッドポジションから考えてもあまりいい結果は期待できなかったし、スタートも平均的なものだった。ルノーの1台と一緒にターン1へ突入し、接触してしまった。それで、ぼくのノーズコーンに穴があいてしまったんだ。しかし、マシンにはそれほど悪い影響が出なかったので、プッシュし続けることができた。その後のレース中盤、トゥルーリの後ろで抑えられている間に、マッサが1ラップ0.2秒ほどのペースで少しずつ追い上げてきていた。ぼくは距離が縮まるのを待って、彼に道を譲るタイミングを見計らっていた。ちょうど彼を前に行かせようと思った時に、ドライブスルーのペナルティを課せられたんだ。その時、彼はまだぼくの2秒ほど後ろを走っていたので、ちょっとフェアじゃないと思う。渋滞ではぼくは常にマナーを守ってきた。他のドライバーたちがブルーフラッグが出ても行動を慎まなかったから、もしかしたら、ぼくは見せしめのためにペナルティを課せられたのかもしれないね」
鈴木亜久里 チーム代表
「チームにとってはあまりいい週末ではなかった。このサーキットでは予選順位がとても重要だ。昨日のセッションがよくなかったので、難しいレースになることは予測していた。とはいえ、両ドライバー、そしてチームは今日もとてもいい仕事をしてくれたので、カナダではもっといいポジションで戦えることを期待している」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)