2007年F1バーレーンGP決勝
2007年04月16日
2007年F1第3戦バーレーンGP決勝は、フェラーリのフェリペ・マッサが前戦のミスを挽回する独走で見事にポールtoウィンを飾った!2位にはマクラーレンのルイス・ハミルトンが入り、3位にはフェラーリのキミ・ライコネンが入った。
そしてスーパーアグリF1の2人、佐藤琢磨はエンジンブローで今季初のリタイア。アンソニー・デビッドソンもレース終盤にエンジンブロー。しかしDNFながら規定周回数を超えていたので16位完走扱い。
いやぁ~2台揃ってのエンジンブローとは、ここんところ信頼性は抜群だっただけに残念。特にデビッドソンは、今回のレースすごく乗れていただけに走りきっていたら何位だったか見たかった。
佐藤琢磨は、いまいちセッティングが決まってない感じだったので、ここは前向きに考えて次戦にフレッシュエンジンで勝負できると考えよう。
それにしてもハミルトンは凄いね。TV中継で片山右京さんも言っていたが、速いだけでなくレースでの強さが凄い。このレース勝ったのはマッサなんだが、ある意味ハミルトンの凄さの方が目立ったレースだった。
マッサは開幕して3戦。普通に走れば速いが、出遅れると焦るのかミスが出たりしてなんかレースに弱い印象だ。逆にハミルトンは、速いがリヤがルーズなマクラーレンのマシンを、本当にミスなく乗りこなしている感じだ。
ハミルトンのリヤオンボードカメラでは、明らかにリヤタイヤの磨耗が激しく見えたがそんなにタイムが落ちなかった。(ちなみにソフトタイヤの白線が消えていたが、タイヤカスを拾って消えているらしいので、磨耗で消えているわけではないようだ。)
本命の二人、アロンソとライコネンは、このグランプリでは明らかにチームメイトに遅れをとっていた。アロンソは全然ペースが上がらず、コース上でハイドフェルドに抜かれる始末。スタート直後やトラブル時を除いて、コース上でアロンソがオーバーテイクされるなんて久しぶりなんじゃ???
ライコネンもガソリンが重たくてペースが上がらなかったんじゃなく、イマイチ乗れてなかったようだ。実際マッサやアロンソより特別1回目のピットが遅かったわけではないからね。
さらに2回目のピットストップ後、ハミルトンの真後ろに着いたので、チェッカーまでバトルが見れるかなと思ったら、そのままハミルトンに離されていった。
ハミルトンが史上初のデビュー3戦連続表彰台や、BMWザウバーのニック・ハイドフェルドが2強の一角を崩すなど、なかなか見ごたえがあるレースだった。それだけにスーパーアグリF1のダブルリタイヤは残念。次からはヨーロッパラウンド。メーカーチームが力をつけてくる前に、なんとか初ポイントをゲットしたいところです。
F1バーレーン・グランプリ 日曜日決勝
バーレーン・インターナショナル・サーキット 5.412km×57周=308.238km
1 F.マッサ フェラーリF2007 57周 1:33'27"515
2 L.ハミルトン マクラーレンMP4-22・メルセデス 57周 2"360
3 K.ライコネン フェラーリF2007 57周 10"839
4 N.ハイドフェルド BMWザウバーF1.07 57周 13"831
5 F.アロンソ マクラーレンMP4-22・メルセデス 57周 14"426
6 R.クビカ BMWザウバーF1.07 57周 45"529
7 J.トゥルーリ トヨタTF107 57周 81"371
8 G.フィジケラ ルノーR27 57周 81"701
9 H.コバライネン ルノーR27 57周 89"411
10 N.ロズベルグ ウイリアムズFW29・トヨタ 57周 89"916
11 A.ブルツ ウイリアムズFW29・トヨタ 56周 1LAP
12 R.シューマッハー トヨタTF107 56周 1LAP
13 R.バリチェロ ホンダRA107 56周 1LAP
14 C.アルバース スパイカーF8-VII・フェラーリ 55周 2LAPS
15 A.スーティル スパイカーF8-VII・フェラーリ 53周 4LAPS
16 A.デイビッドソン スーパーアグリSA07・ホンダ 51周 DNF
M.ウェーバー レッドブルRB3・ルノー 41周 DNF
D.クルサード レッドブルRB3・ルノー 36周 DNF
佐藤琢磨 スーパーアグリSA07・ホンダ 34周 DNF
V.リウッツィ トロロッソSTR02・フェラーリ 26周 DNF
J.バトン ホンダRA107 0周 DNF
S.スピード トロロッソSTR02・フェラーリ 0周 DNF