アンソニー・デビッドソン「スーパーアグリとの契約は後退ではない」と強く語る
2006年11月21日
スーパーアグリF1チームと2007年のドライバー契約をしたアンソニー・デビッドソンが、スーパーアグリF1チームでドライブすることは、後退ではなく前進であると強く語った。
デビッドソンは、デビューイヤーだったスーパーアグリF1チームが、開幕戦から最終戦までのチームのパフォーマンス向上を認め、このまま進歩すれば2007年シーズンに十分ポイントが狙えると語ってます。
もちろんホンダからの移籍なので後退にも見えかねないが、F1でのレース経験が3戦しかないデビッドソンにとっては、レースドライバーとしての契約は大きな前進であると思います。
またスーパーアグリF1チームとしても、2007年シーズンはテスト減少に金曜日のサードカー禁止と、マシン開発に定評のあるデビッドソンは適任だと思う。
以下アンソニー・デビッドソンの英クラッシュネットラジオでのコメント
「このチームは今シーズン、大きな飛躍を果たした。そして最終的には、レースドライバーは、どこのコースでもテストドライバーよりいい結果を残した」
「もし今シーズンの、開幕戦から最終戦までのラップタイム向上のパフォーマンスのパーセンテージをグラフ化したら、スーパーアグリは、どのチームよりも上回っていただろう。彼らはシーズン開幕当初は、1周当たりトップチームの車よりも6.5秒も遅かったが、最終的には1秒から1.5秒くらいの差まで縮まったのだ」
「彼らはシーズンを通してそのような改良を行い、そしてブラジルでは彼らはホンダチームとほとんど並ぶくらいのタイムで走り、結果、グランプリで10位フィニッシュというすばらしいパフォーマンスを披露した。彼らの今のレベルからさらに冬休みの間でパフォーマンスが上がっていけば、ただ後ろの方をついて走るだけということがなくなるのは確実だ」
「僕はこれまで3レースでしか走ったことがなく、しかも完走を果たしていない、その汚名を返上しなければならない。現状に上積みをし、車のスピードもアップさせれば、1年の終わりにはいくつかポイントを稼げるようになるだろう」
「チームの誰もがそれは実現可能な目標だと思っている。もっともF1は常に変化しているので、達成は簡単ではないだろうが」
「しかし、目標実現に向けて挑戦し、達成することは僕らにとって現実的なゴールであり、我々はそのために懸命に努力を続けるだろう」