シルバーストンテスト3日目、引き続き佐藤琢磨が参加
2006年09月23日
21日のシルバーストンF1合同テスト3日目は、ルノー・マクラーレン・トヨタ・ウイリアムズ・スーパーアグリF1が走行。前日に引き続き、ルノーのテストドライバーのネルソン・ピケJrがトップタイムをマーク。
スーパーアグリF1は、佐藤琢磨が引き続きテストに参加。87周を走行した。
またスーパーアグリF1のチーフテクニカルオフィサーのマーク・プレストンが、テクニカルディレクターに就任。リーフィールドのファクトリーの管理を引き続き担当すると同時に、F1全レースとテストを監督をすることになります。
これに伴い、チーフレースエンジニアのグラハム・テイラーがスポーティングディレクターに就任。ベン・ウッドがヘッド・オブ・エアロダイナミクスに、スティーブン・ワットがヘッド・オブ・エレクトロニクスに、佐藤琢磨のレースエンジニアのゲイリー・ヒューズは、ヘッド・オブ・リサーチ・アンド・デベロップメントとしての新しい役割も果たすことになった。
チーム内人事もいろいろ変更され、残り3戦と来季に向けてチームが良い方向に向かっていることを望みます。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
シルバーストン合同テスト 3日目
テスト日:9月21日
テスト期間:3日間
ドライバー:佐藤琢磨
シャシー:SA06-05
走行周回数:87周
最速ラップタイム:1:23.179
天気=晴れ 気温=19-29℃ 路面温度=20-32℃
SUPER AGURI F1 TEAMは、シルバーストンでの公式テストを本日で終了。3日間で合計1055kmを走破した。
佐藤琢磨
「上海と鈴鹿を前に重要なテストで、とても多くのことを試すことができてよかった。鈴鹿に向けたタイヤ評価は昨日終わったし、レースに向けていいタイヤ選択ができた。僕のほうは、主にふたつのグランプリに合わせた空力パッケージのテストに集中した。今回、新しい空力パーツが間に合うように、リーフィールドの工場の空力と製造部門のスタッフがとても頑張ってくれたと思う。ここでは油圧関係のトラブルが少し出たが、クルマの調子はとてもよかった。原因も分かったと思うし、この部分の信頼性もアップするだろう。シルバーストンではいい結果が出たので、これが残り3レースでのクルマのパフォーマンスがアップするいい兆候ならうれしい」
山本左近
「僕は初日と2日目にドライブした。初日は、午前中のセッションの後、細かいトラブルが出たが、午後にはプログラムを完了、53周を走った。2日目は、別の小さい問題が出て走行時間を減らしてしまい、予定されていたタイヤ評価のプログラムを完了することができなかった。ただ、全体的にはテストは順調だった。上海と鈴鹿に向けたプログラムを完了して多くのデータを集めたので、今週のこの重要なテストで達成できたことには満足している」
グラハム・テーラー チーフレースエンジニア
「今まででベストのテストだった。特に初日は周回数が多かったし、いい結果も出せた。今回は、クルマの信頼性アップ、新しいコンポーネントと開発に取り組み、中国GPの準備に向けて多くの労力を費やした。来るべきレースに向けて正しいタイヤコンパウンドを選べたと思う。今日は荒れた天気になったが、全体的にチームのパフォーマンスに満足している」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)