スーパーアグリF1チーム、2007年ドライバーラインナップを発表
2006年11月16日
スーパーアグリF1が、2007年シーズンのドライバーを発表。
大方の予想通り、佐藤琢磨が残留し新たにアンソニー・デビッドソンがレースドライバーに就任した。
今回の発表で、山本左近の事は触れられなかった。
2006年シーズン、ホンダのサードドライバーとして速さをアピールしていたデビッドソン。本人はずっとレースドライバーを望んでいた訳だが、ようやく来シーズンのスーパーアグリF1のシートを得た。
これでイギリスF3時代の佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンというタッグが復活することに。
山本左近も、もっとF1マシンに慣れればパフォーマンスを発揮できると思うのだが、来シーズンからはF1テスト自体が縮小されるようで、なかなか新人がF1での走行を増やすことが出来にくくなった。
スーパーアグリF1チームにとっては、F1経験の豊富なデビッドソンを起用するのはプラスになるはず。2人とも日本人ドライバーっていうのは、もっとチームに実力が付いてからでも遅くは無いかもしれないですね。
以下は、スーパーアグリF1プレスリリースより。
SUPER AGURI F1 TEAM 2007年ドライバーラインアップを発表
2007年F1シーズンを戦うSUPER AGURI F1 TEAM のメンバーに、これまでホンダのドライバーだったアンソニー・デビッドソンが佐藤琢磨のチームメイトとして加わることになった。
アンソニー・デビッドソンは2004年よりホンダレーシングF1チームのサードドライバーを務め、グランプリウィークエンドの金曜日のフリー走行やテストで常に上位のタイムを記録してきたドライバーだ。マシン開発においても重要な役割を果たし、今シーズンのハンガリーにおけるホンダチームの初優勝に貢献した。
2001年、デビッドソンはB・A・RホンダのテストドライバーとしてF1デビューを果たした。同年、イギリスF3選手権でデビュー、佐藤琢磨に次ぐ2位でシーズンを終えている。B・A・Rホンダのテストドライバーを務めながらも、2002年にはミナルディで2回のグランプリ出場を果たし、2003年にはセブリング12時間レース、ルマン24時間レース、プチ・ルマン(ヴェロックス・プロドライブ・フェラーリGTチーム)にも出場した。2004年にはB・A・Rホンダのサードドライバーのポジションを手に入れ、2005年のマレーシアGP出場を果たしている。
アンソニー・デビッドソン
「素晴らしいチャンスに恵まれ、初めてドライバーとしてF1をフルシーズン戦えることに感激している。この機会を与えてくれたSUPER AGURI F1 TEAMとホンダの皆さんに感謝したい。SAF1のメンバーと一緒に仕事をするのも楽しみだ。2006年のチームの進歩はとても印象的だったし、初めてファクトリーを訪れた時にも、チームの士気は非常に高く、頑張っていると感じた。今は一刻も早く仕事をスタートさせたい」
鈴木亜久里 チーム代表
「来年は佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンをドライバーとして迎えることになり、とてもうれしく思っている。琢磨はチームの初年度にも際立ったパフォーマンスを見せてくれた。来年もチームの進歩に貢献してくれると思う。アンソニーはホンダで長年テストドライバーを務めてきたドライバーなので、その経験をぼくたちのチームで活かしてほしいと思う。彼はチームにいい影響を与えてくれると思うし、SUPER AGURI F1 TEAMの家族的な雰囲気にもすぐに慣れるだろう。2007年シーズンのふたりのドライバーの活躍に期待している」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)