ヘレス合同テスト1日目。デビッドソンが6番手のタイム
2006年12月08日
ヘレス合同テスト1日目は、アンソニー・デビッドソンが53周を走行し、6番手のタイムを出した。トップはフェラーリのフェリペ・マッサが記録。
先週のバルセロナ合同テスト同様、好タイムを出しているデビッドソン。ただ気になるのが、実質ホンダRA106をレンタルし暫定マシンとしてテストを行っているスーパーアグリF1。
シャシーをレンタルしてテストすることに問題は無いんだが、来季開幕戦に使用されるSA07があまりにもホンダと似ていたら、ひと悶着あるかもしれません。
暫定マシンは、RA106そのものではなくホンダの栃木研究所が作ったもので、ホンダレーシングF1チームではなく本田技研の協力を得て製作されているようだ。だからそれを元にSA07を開発しても、チームは問題が無いとしている。
レッドブルがそういった感じで、トロロッソとシャシーを使い分けるようなことをしてます。ただレッドブルは、マックス・モズレーに連絡を取りながらやっているようで、スーパーアグリは独自でやっているから、下手したら突然ペナルティを喰らうかもしれない。
まぁこのレギュレーションでグレーな部分は、いつどう転ぶか分からないので、心配してもどうしようもないんですけどね。
トヨタが、また新たに若手日本人ドライバーをテストに参加させてます。若い日本人ドライバーにチャンスが増えるのはいいことだ。
今回は平手晃平がドライブ。タイム的にもフランク・モンタニーと1秒ぐらいしか変わらないタイムをマーク。先週の小林可夢偉同様、将来が楽しみです。
以下、スーパーアグリF1プレスリリースより。
ヘレス合同テスト 1日目
テスト日: 2006年12月6日
テスト期間: 3日間
ドライバー: アンソニー・デビッドソン
シャシー: SAF1 Team 暫定マシン
走行周回数: 53周
ベストタイム: 1分20秒437(17台中6位)
天候=霧のち晴天 気温=9-19℃ コース路面温度=9-20℃
SUPER AGURI F1 TEAMは、2007年シーズンへ向けての冬の準備を進めるために、スペインのヘレス・サーキットで開催されている公式合同テストに参加している。
先週のバルセロナでのテストに続き、SAF1チームは2007年仕様のブリヂストンタイヤについての理解を深めるという仕事を続けている。霧のために開始時間は遅れたものの、チームは予定されていたセットアップ変更なども終え、テストは順調に進んだ。
アンソニーも引き続き、チームとの仕事をよくこなし、価値ある情報をフィードバックしてくれている
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)