ついに新車SA07が発表!
2007年03月14日
やっとついに新車SA07が発表!今シーズンの開幕の地・オーストラリアのメルボルンで、そのベールが脱がされました。
写真はYahoo!ニュースへ⇒アグリの新車がベール脱ぐ
カラーリングが直線的なデザインに変更され、なんだか速そうに見えるのは気のせいか(笑
速いであって欲しいです。なんせまだ走ってないんですから。
基本はエンジン及びパワートレーンが変更されてないので、ほとんど変わっていないとのこと。ただし空力パーツに関しては、写真で見た限りではフロントウイングなどが変更。
速く実際に走っているしーんを見たいです。
そしてスポンサーロゴが増えています!
「SS UNITED GROUP」という中国の石油会社のロゴが描かれてます。またイギリスのスピーカバス社とレース用インターコムについてスポンサー契約を結んだことも発表されました。
いよいよ臨戦態勢、って開幕まで2日だからあたりまえか。今週末が楽しみです。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
SUPER AGURI F1 TEAMがSA07をメルボルンで発表
成功裏に冬のテストプログラムを終了したSUPER AGURI F1 TEAMの鈴木亜久里チーム代表とドライバーの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンだが、今日、チームはオーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキットのF1パドックで2007年シーズンを戦うSA07を発表した。
SA07は、昨年チームが急遽準備した初めてのF1カーであるSA05の開発プロセスの延長として作られたニューマシンだ。誕生からわずか15ヶ月のチームにとって、新車導入は重要な一歩でもある。SA07はチーフデザイナーのピーター・マックールが率いるSAF1チームのデザイン部門とホンダの栃木研究所が8ヶ月をかけて共同開発したものだ。ウインターテストでは数々のデザインコンセプトを検証し、ホンダが開発した新しいパワートレーンの信頼性向上のためのテストを行ってきた。
新しいホンダのホモロゲーションエンジンによって、SAF1チームのパワーと信頼性は大きく前進する。これによってチームのパフォーマンスは向上し、新ルールと安定性重視のこの時期にコンペティティブなエンジンが登場することになる。カーボン・ギヤボックスもホンダから提供されるパッケージのひとつで、重量配分がよりフレキシブルに行えるようになり、統合性も改善される結果、信頼性も向上するというメリットがある。
FIAのクラッシュテストはSA07の開発過程における大きなチャレンジとなった。ノーズボックスのデザインを大幅に変更しなければならなかったし、リヤ中央のディフューザーのデザインにもエアロダイナミシストが頭を痛めることになった。リヤの衝撃構造がダウンフォースに与える影響を最低限に抑える方法を見つけるために、チームは研究に膨大な時間を費やした。その結果、V8エンジンが生む空力効率とブリヂストン・ポテンザタイヤのコンビネーションが効率の良いリヤのダウンフォースを生み、これが2007年のチームのカギを握る要素となった。
SAF1チームはウインターテストで新しいブリヂストン・ポテンザタイヤの特徴を示す多くのデータを得ており、これにより2006年よりも準備が整った体勢でレースに挑むことができる。2007年シーズンを前にこのような良い一歩を踏み出したSAF1チームは、精鋭のみの戦いが許されるF1の一員として確かな地位を築き上げることを目指す。向上した信頼性とタイヤへの深い理解、そして2007年ルールの下での空力への挑戦がSUPER AGURI F1 TEAMのカギを握る力となるだろう。
鈴木亜久里 チーム代表
「ウインターテストの期間はSUPER AGURI F1 TEAMにとってとてもいいものだった。SA07の新しいパーツの信頼性の評価など、予定していたことはほとんど終えることができた。時間と予算の関係でできないこともたくさんあったが、それを考えても、ここメルボルンに持ってくることができたマシンにはとても満足している。
琢磨は1シーズンをSAF1チームで過ごした経験があり、チームの理念やスタイル、そしてスタッフのことも良く理解している。ニューマシンがあれば、今年はもっと結果を出すことが出来るだろう。アンソニーはHRF1チームで5年間テストドライバーを務めた経験があるので、その豊富な経験を活かしてくれると思う。F1ではまだ3レースしか経験がないが、マシンの技術面を評価する知識と経験を持ったドライバーなので、いいパフォーマンスを見せてくれると思う。
去年の今頃は、まだグリッドに2台のマシンを並ばせるために奮闘していた。初めての年で、チームにとってはすべてが新しい経験だった。今年はシーズン前に準備を行うことができ、チームの誰もがスタートを待ちきれない気分でいる。ぼくは琢磨とアンソニーが再び共に働き、SAF1チームで彼らの最高のパフォーマンスを見せてくれることを楽しみにしているし、シーズン開幕戦からポイント獲得を目指す。シーズン末にはグリッドの中程にマシンが並ぶようにしたいというのがぼくの目標であり、これは現実的な目標だと思っている。また、このスタートの段階からファンの皆さんがぼくたちに声援を送ってくれることを願っている」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)