この日も午後は雨。セパン合同テスト4日目
2007年04月01日
昨日が雨の為に行われたF1セパン合同テスト4日目、ルノーのヘイキ・コバライネンがトップタイムをマーク。
スーパーアグリF1のアンソニー・デビッドソンは、タイヤテストやセッティング、コントロールシステムのチェックや空力セッティングなどに取り組み10台中3位のタイムを出した。
この日も午後からはあいにくの雨だった。
また来シーズンの2008年からトラクションコントロールが禁止になるとのこと。1度1994年に禁止されたが、なかなかシステムの違反をチェックできないため2001年に再び許可に。
しかし今回チェックシステムが出来たようで、来シーズンから禁止することとなった。
これで昔の「セナ足」のようなドライバーのアクセルコントロールの上手さが、タイムに影響しそうだ。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
セパン合同テスト 4日目
テスト日: 2007年3月30日
テスト期間: 4日間(雨天ルール適用で1日延長)
ドライバー: アンソニー・デビッドソン
シャシー: SA07-02
走行周回数: 69周
ベストラップタイム: 1分36秒787(10台中3位)
天候=朝のうち好天、午後途中で雨 気温=27-33℃ コース路面温度=30-41℃
トータル周回数: 286周
トータル走行距離: 1584.5km
ベストタイム: 佐藤琢磨 1:36.306(水曜日)
SUPER AGURI F1 TEAMは今日、天候に恵まれたセパン・インターナショナル・サーキットでテストを終了した。アンソニーとチームは来週のマレーシアGPに向けて、2種類のブリヂストン・ポテンザタイヤの分析を行い、セットアップ、コントロールシステム、空力セッティングに関する作業を継続した。
佐藤琢磨
「ニューマシンによる最初の本格的テストだったので、SA07について、確かめるべきことがたくさんあった。最初の2日間は暑くて乾燥した天気だったが、多くのセットアップ作業を進められた。マシンの信頼性はここでも高く、1日半を最大限に利用して走ることができた。僕たちはいいプログラムを終えることができたし、今回はとても実りあるテストになった。来週、ここに戻ってくるのがとても楽しみだ」
アンソニー・デビッドソン
「僕にとっては楽な1週間ではなかった。琢磨が走った2日間は天気もよく、マシンの全体的バランスもよかったようだった。僕が2日目の午後に仕事を引き継いだ時には、いいバランスを期待していたのに、そのセットアップではグリップを得ることができなかった。翌日、作業を続ける予定だったが、雨が降ったりやんだりという天候になってしまい、テストは中断されてしまった。ドライの走行時はマシンのセットアップを正しい方向に進めることができたが、時間が足りなかった。今日は半日をかけて、残っていたタイヤとエンジンマイレージで走行を行った。今回マシンに乗ったことで、前よりも自信がついたし、ラップタイムもかなり良くなったが、来週の金曜日にはロングランのバランスを調整する作業を行わなければならない。僕はこのサーキットをよく知らなかったので、このテストはとても貴重なものだったし、今週のテストでば多くのことを学べたと思う」
グラハム・テーラー スポーティングディレクター
「素晴らしい信頼性が発揮され、また間近に迫ったレースへ向けての準備という点でもまさに充実したテストだった。琢磨は特に2日目にとてもいい走りを見せたし、アンソニーはメルボルンでの負傷から快方に向かいつつあり、よかったと思う」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)