続けて佐藤琢磨が担当。ヘレス合同テスト4日目
2007年12月08日
ヘレス合同テストの最終日は、佐藤琢磨が続けて担当。前日と同じプログラムをこなし、1分21秒092のタイムで15台中12番手でした。
またアンソニー・デビッドソンがホンダをドライブし11番手でした。
この日もフェラーリからミハエル・シューマッハーが走行し、マッサ7番手を上回る4番手のタイムを出した。
この日のトップタイムは、4日間トータルでもトップの1分18秒213で、トロロッソのセバスチャン・ベッテルがスリックタイヤで叩き出した。トロロッソは、もうレッドブルと同じだけのパフォーマンスを常に発揮しそうです。
またウイリアムズの中嶋一貴は5番手、トヨタの小林可夢偉の出番は無かった。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
ヘレス合同テスト4日目
日付:2007年12月7日
テスト期間:4日間
ドライバー:佐藤琢磨
シャシー:SA07-05B
走行周回数:87
最速ラップタイム:1分21秒092
順位:15台中12位
天気:曇り
気温:最低10°C 最高19°C
コース路面温度:最低12°C 最高21°C
総合テスト走行距離:1390km
総合走行周回数:314周
最速ラップタイム:アンソニー・デビッドソン 1分21秒076(2日目)
今日、佐藤琢磨がSUPER AGURI F1 TEAMの2007年最後のテスト最終日の走行を終えた。琢磨は、昨日に引き続き、MESコントロールシステムのチューニング・プログラムから午前中の作業をスタートさせた。これは、主にエンジンコントロールシステム内部のさまざまなパラメーターの調整を目的としたものだ。
午後のセッションでは、再び2009年のレギュレーションで定められたスリックタイヤを装着し、2007年、2008年よりもさらに25%程度削減される、2009年のダウンフォース・レベルをシミュレーションしたマシンで走行を行った。予定されているルール変更を見越したさまざまなメカニカルセットアップをテストした琢磨は、1分21秒092のベストタイムでテスト最終日の走行を終えた。
ジェームズ・ロシター
「(1日目の)午前中は、コースにゴムが乗るのを待ってから、バランス調整の走行を行った。スリックタイヤを装着して2009年をシミュレーションしたダウンフォースのマシンで作業を行ったが、ダウンフォースがほとんどなくて最初は運転するのが難しかった。だが、スリックタイヤはよかった。高速走行時にはデメリットがあったが、低速走行ではメリットがあった。テスト初日はこんな感じで、すべてのプログラムを終了することができた」
アンソニー・デビッドソン
「今日のヘレス(2日目)は晴天で、仕事がはかどった1日だった。よく知っているサーキットを再び走ることができてうれしかった。エンジンのドライバビリティの作業に取り組み、トラクションコントロールのないマシンに慣れることに時間を費やした。ドライバーエイドなしにパフォーマンスをピーク近くまで発揮するのは大きな挑戦だったが、1日を通して着実に成果を上げることができた。新しいタイヤに交換するたびにスピードは伸びていった。グルーブドタイヤでまずまずのタイムを出して1日を終えることができたので満足している」
佐藤琢磨
「ブラジルGP終了後初めてのテストだったので、再びF1カーを運転できてうれしかった。最後にテスト走行を行った7月のスパのテストと比較すると、MESシステムが進歩していたのにはとても驚いた。TCなどのサポートシステムのないマシンの運転は以前とはとても違った感じだ。このテスト2日間でドライバビリティが進歩したのはうれしいことだし、重要なデータをたくさん集めることができたことにも満足している。今回、初めて2009年仕様のスリックタイヤを経験した。スリックタイヤでの走行はF3以来だったので、いい経験だった。レースでこのタイヤを使えるようになるには、まだたくさんのチューニングの作業が必要だが、全体的には非常に有益なテストだったと思う」
グラハム・テーラー スポーティングディレクター
「2007年最後のSUPER AGURI F1 TEAMのテストは、ドライバー全員が参加してMESコントロールシステムの理解を深める作業に取り組んでくれたおかげで、とても順調に進行した。2009年に使用するタイプのタイヤを評価する機会を与えてくれたブリヂストンに感謝したい。最後に、ドライバー、チームメンバー、ホンダの皆さん、そして、SUPER AGURI F1 TEAMのF1、2年目を応援してくれたすべての人々に感謝します。皆さん、楽しいクリスマスをお迎えください」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)