2007年F1イギリスGP日曜日決勝レース後のコメント
2007年07月09日
F1イギリスGP3日目の決勝レース後のコメントです。佐藤琢磨は、スタート前にTカーに乗り換えるも上手くセットアップできてなかったようだ。それでも1回目のピットインに調整し、それ以降はまずまずのペースで走行することが出来た。
アンソニー・デビッドソンのトラブルは、走行中にリアが路面にヒットするというものだったらしく、詳しい原因はまだわからないとのこと。早期に原因究明と解決を願います。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
2007年イギリスGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-04)
14位 走行周回数57 最速ラップタイム1分23秒413
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-02)
リタイア 走行周回数35 最速ラップタイム1分24秒144
T-Car SA07-03
天気:晴天(湿度33.8% - 45.2%)
気温:最低21.2°C 最高23.4°C
コース路面温度:最低37.1°C 最高46.5°C
イギリスGPはSUPER AGURI F1 TEAMが望んだ週末にはならなかった。アンソニー・デビッドソンはメカニカルなトラブルでレースの35周目にリタイア。琢磨はスタートからSA07のペースが上がらずに苦しまされたが、14位でチェッカーフラッグを受けた。
佐藤琢磨
「Tカーのシャシーに代えていたことが原因で、高速走行時にひどいアンダーステアが生じていた。Tカーに交換してピットからのスタートになり、グリッドまでの1周がなかったので、マシンの基本的なセットアップに頼るしかなかった。1回目のピットストップでフロントフラップを調整したけれど、それまでのスティントでかなりタイムロスをしてしまった。第2スティントで渋滞がなくなったあとは、激しくプッシュすることができたので、いいラップタイムを記録することができた。しかし、最終的にはとても難しい週末になってしまった」
アンソニー デビッドソン
「初めてのイギリスGPは残念な結果になってしまった。スタートはよかった。ホンダの1台を抜き、中団グループにぴったりついていくことができた。クラブコーナーの立ち上がりでジェンソンに抜かれたが、ちょっとした、いい戦いを交わすことができた。あれはクリーンなレースだったよ。そこから15周ほどホンダの2台とともに走っていたが、突然、リヤが路面に頻繁にタッチしているのを感じ始め、運転するのがちょっと危険な感じがした。何の問題だったのかは、まだ正確にはわかっていない。レースに戻ろうとしたのだけれど、問題が解決できなかったので、レースの終了を待たずにリタイアすることになった。全体的に本当にフラストレーションのたまる週末だった。ぼくが感じていた速さはまだあったし、最後まで走り切れなかったのも悔しかった」
グラハム・テーラー スポーティングディレクター
「このレースの前にこのサーキットでテストをしていなかったことが、今週末を通しての痛手となった。そして、今日はそれが確かなものになってしまった。両ドライバーにとっても厳しいレースだった。琢磨はピットレーンからスタートさせることにした。1周目にはアンソニーがジェンソンを追い詰めたが、その後、また抜き返されてしまった。アンソニーはしばらくの間、彼を追って走っていたが、マシンのリヤにトラブルが発生したためにリタイアさせなければならなかった。琢磨は長い間激しく戦い続け、渋滞がなくなると速さを発揮した。しかし、今日はとても難しい1日で、明るい出来事はその1回きりだった」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)