2007年F1ベルギーGP決勝
2007年09月17日
2007年F1第14戦ベルギーGP決勝は、フェラーリのキミ・ライコネンがポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を飾った。2位にもフェラーリのフェリペ・マッサが入りフェラーリのワンツー。3位にはマクラーレンのフェルナンド・アロンソが入った。
そしてスーパーアグリF1は、佐藤琢磨は15位、アンソニー・デビッドソンは16位だった。
スパイカーの山本左近も完走し17位。
ここのところ佐藤琢磨を上回っていたデビッドソンは、マシンバランスが取れず苦戦していたが、さらにハンドリングの不調を訴えピットスタート。ワンストップ作戦でレースを乗り切る。
佐藤琢磨は、中盤ホンダのバトンをオーバーテイクする活躍を見せ、次戦日本GPに向けて弾みをつけた。
レースのほうは、デビッドソン以外にもルノーのフィジケラがTカーに乗り換えピットスタート。
スタート前、マッサのブレーキから煙が出ているように見えたが、問題なくレーススタート。タイトな1コーナからマクラーレンの2台が激しいバトル。
アロンソに弾き飛ばされる形でハミルトンがコースアウトするも、縁石で加速が鈍ったアロンソよりも早くコースに復帰し、2台並んでオールージュに進入。激しい接近戦を演じた結果、アロンソが3番手をキープ。
上位4台のハイライトはここで終了。スパでは終始フェラーリが速く、ライコネンにマッサにアロンソにハミルトンの順で、ピットストップも無難にこなしチェッカー。
その後ろでは激しいバトルが展開。1ストップ作戦のコバライネンを、エンジン交換で10グリッド降格したクビカが仕掛ける。前半マシンが重くコーナーのクリップに付けないがストレートが速いコバライネを、なかなか抜くことができないクビカ。それぞれのピットストップ後もレース後半、また同じ状況でバトル。
クビカは、レース中盤にクルサードともバトルを演じてた。一番レースでバトルしていたがポイントには繋がらなかった。
また、意外と活躍していたのがスパイカーのスーティル。ソフトタイヤでスタートし、12番手まで順位を上げる活躍。またレース終盤も佐藤琢磨を抑えきった。
スパイカーのBスペックマシンがいいのか、スーティルがF1に乗れてきたのか?
さて今月末は、ついに日本GPが富士スピードウェイで開催。日本勢も力が入ってくると思われ、またドライバーズチャンピオンシップも大詰めで盛り上がるのではないでしょうか。
ただ今回のスパで、マクラーレンのスパイ疑惑のペナルティで、コンストラクターズチャンピオンがあっさりフェラーリに決まったのは、なんか残念。せっかく良い接戦だったのに・・・
F1ベルギー・グランプリ 日曜日決勝
スパ・フランコルシャンサーキット 7.004km×44周=308.176km
1 K.ライコネン フェラーリF2007 44周 1:20'39"066
2 F.マッサ フェラーリF2007 44周 4"695
3 F.アロンソ マクラーレンMP4-22・メルセデス 44周 14"343
4 L.ハミルトン マクラーレンMP4-22・メルセデス 44周 23"615
5 N.ハイドフェルド BMWザウバーF1.07 44周 51"879
6 N.ロズベルグ ウイリアムズFW29・トヨタ 44周 76"876
7 M.ウェーバー レッドブルRB3・ルノー 44周 80"639
8 H.コバライネン ルノーR27 44周 85"106
9 R.クビカ BMWザウバーF1.07 44周 85"661
10 R.シューマッハー トヨタTF107 44周 88"574
11 J.トゥルーリ トヨタTF107 44周 103"653
12 V.リウッツィ トロロッソSTR02・フェラーリ 43周 1Lap
13 R.バリチェロ ホンダRA107 43周 1Lap
14 A.スーティル スパイカーF8-VII B・フェラーリ 43周 1Lap
15 佐藤琢磨 スーパーアグリSA07・ホンダ 43周 1Lap
16 A.デイビッドソン スーパーアグリSA07・ホンダ 43周 1Lap
17 山本左近 スパイカーF8-VII B・フェラーリ 43周 1Lap
J.バトン ホンダRA107 36周 DNF
A.ブルツ ウイリアムズFW29・トヨタ 34周 DNF
D.クルサード レッドブルRB3・ルノー 29周 DNF
S.ベッテル トロロッソSTR02・フェラーリ 8周 DNF
G.フィジケラ ルノーR27 1周 DNF