2007年F1トルコGP日曜日決勝レース後のコメント
2007年08月28日
F1トルコGP3日目の決勝レース後のコメントです。佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソン共に、スタート直後の1コーナーにてスピンをしたトヨタを避ける破目になった。さらにデビッドソンは、マシンにダメージを受けることに。
21台も完走する今回のレースでは、これ以上は求められなかったかな。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
2007年トルコGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
18位 走行周回数:57周 最速ラップタイム:1分29秒916(56周目)
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
14位 走行周回数:57周 最速ラップタイム:1分29秒658(38周目)
T-Car SA07-04
天気:晴天 (湿度24.0% - 44.4%)
気温:最低34.2°C 最高 36.8°C
コース路面温度:最低 44.1°C 最高 55.9°C
今日のイスタンブールは本当に暑かった。トルコGP1周目の第1コーナーでのアクシデントは、SUPER AGURI F1 TEAMのふたりのドライバーに影響を与えた。トゥルーリのトヨタがアンソニー・デビッドソンと佐藤琢磨の目前でスピンし、ふたりはすぐにアクシデントを避けるためのアクションをとったが、それぞれポジションを落とすことになった。アンソニーはマシンにダメージに負い、レースの最後までラップタイムに影響が出ることになった。一方、琢磨はSA07のペースを引き出せずに苦しんだ1日だった。
佐藤琢磨
「タフなレースだった。スタートはあまりよくなかったけれど、ポジションは維持することができた。ターン1で後続グループの中での順位を上げることができると楽観していたが、ぼくのすぐ前でトヨタの1台がスピンして、ぼくのラインを完全にブロックしてしまった。彼を避けるためにすごく強くブレーキを踏み、アウト側へ避けたが、それで順位を落としてしまった。その後のレースはとてもタフだったし、ほとんど何も起こらなかった。レースの週末をこんな形で終えなければならないのは残念だけれど、今週末はグリップに苦しみ、ずっとスピードが出なかったね」
アンソニー デビッドソン
「いいスタートだったが、その後、ターン1への進入でクルサードとフィジケラに挟まれてしまった。フィジケラとトゥルーリが接触し、トゥルーリがスピンしたので、彼を避けるためアウト側に行かなければならず、コースから外れてしまった。そして、コースに戻った時に他のマシンに接触し、マシンの前方にダメージを負ってしまった。それが、ぼくのマシンのバランスに決定的な影響を与えた。その後のレースは本当にタフだった。ぼくたちはいい戦略を用意していた。レース中、ずっと戦っていたトロロッソを抜くことができたので、スタートで小さな接触があったことが残念だった。しかし、その後はクリーンないいレースだったし、再びグランプリを完走することができたのはいい気分だった」
鈴木亜久里 チーム代表
「出場車両のほとんどがフィニッシュした、かなり厳しいレースだった。ぼくたちの2台のマシンはまあまあのスタートを切ったが、第1コーナーでのトゥルーリのことがあり、アンソニーはラインが膨らみ、その後、彼は他のマシンに接触してしまった。一方、琢磨は渋滞の中での衝突事故を避けるために、ほとんどストップしなければならないほどだった。このことが原因で、アンソニーのSA07に問題が生じ、その後のレース全体のラップタイムに影響が出た。しかし、2台揃っての完走を果たすことができたのはよかった。チームもドライバーたちも、今日もよく頑張ってくれた」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)