2007年F1トルコGP決勝
2007年08月27日
2007年F1第12戦トルコGP決勝は、フェラーリのフェリペ・マッサがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を飾った。2位にもフェラーリのキミ・ライコネンが入りフェラーリのワンツー。3位にはマクラーレンのフェルナンド・アロンソが入った。
そしてスーパーアグリF1は、アンソニー・デビッドソンは変則ピットストップも実らず14位、佐藤琢磨はスタートでトヨタのスピンに遭遇し出遅れ18位だった。
スパイカーの山本左近は、なんとか目標の完走を果たし20位。
スーパーアグリの2台は、佐藤琢磨が1ストップ作戦でデビッドソンは変則2ストップ作戦と勝負に出たが、スタート直後の1コーナーでトヨタのトゥルーリがルノーのフィジケラに追突されスピン。これを避けるためデビッドソンはコースアウトし、戻ったところで他車と接触があったようでマシンにダメージを負ったようだ。せっかくの変則2ストップも、不発に終わった・・・
ホンダの2台がエンジン交換のため、17番手からのスタートとなった佐藤琢磨もこれを避けるためにコースオフ。最後尾まで下がった。こちらもせっかくの1ストップも上手くいかなかった。
レースのほうは、スタート奇数列のフェラーリ2台が好スタートでワンツー。ハミルトンは3番手につけたが、アロンソは出遅れBMWザウバー2台に先を行かれて6番手に。
マッサは、ここ初優勝の地で完璧な走りを見せた。第2スティントで若干ライコネンに詰め寄られたが、ほぼ危なげないレース運びで、ライバルたちに並ぶ今季3勝目を飾った。
ライコネンは優勝こそ出来なかったが、フェラーリとしてはワンツーフィニッシュを続けなければマクラーレンに追いつかないので、最低限の仕事をこなした。
アロンソは、ハイドフェルドに前を塞がれる格好でトップとの差が開く一方。ピットストップでBMWザウバーの前に出るも優勝争いからは脱落。
ハミルトンは、フェラーリ2台に着いて行くも少しづつ離され、3位が精一杯と思った矢先、2回目のピットストップ前にまさかの右フロントタイヤがバースト。ただラッキーなことに、ピットまで遠くなかったのとマシンに決定的なダメージを与えなかったことで、なんとか5番手で復帰した。
タイヤをバーストさせながらも5位につけたハミルトンもラッキーだったが、スタートでミスったアロンソが3位に入ったのはもっとラッキー。
これで選手権争いもポイント差が縮まり、見ているほうは面白くなってきました。
次戦は高速サーキットのモンツァ。日本GPも近いので日本勢ももっと頑張って!
特にスーパーアグリに新しいスポンサーが見つかることを祈ります。
F1トルコ・グランプリ 日曜日決勝
イスタンブールパーク 5.338km×58周=309.396km
1 F.マッサ フェラーリF2007 58周 1:26'42"161
2 K.ライコネン フェラーリF2007 58周 2"275
3 F.アロンソ マクラーレンMP4-22・メルセデス 58周 26"181
4 N.ハイドフェルド BMWザウバーF1.07 58周 39"674
5 L.ハミルトン マクラーレンMP4-22・メルセデス 58周 45"085
6 H.コバライネン ルノーR27 58周 46"169
7 N.ロズベルグ ウイリアムズFW29・トヨタ 58周 55"778
8 R.クビカ BMWザウバーF1.07 58周 56"707
9 G.フィジケラ ルノーR27 58周 59"491
10 D.クルサード レッドブルRB3・ルノー 58周 71"009
11 A.ブルツ ウイリアムズFW29・トヨタ 58周 79"628
12 R.シューマッハー トヨタTF107 57周 1Lap
13 J.バトン ホンダRA107 57周 1Lap
14 A.デイビッドソン スーパーアグリSA07・ホンダ 57周 1Lap
15 V.リウッツィ トロロッソSTR02・フェラーリ 57周 1Lap
16 J.トゥルーリ トヨタTF107 57周 1Lap
17 R.バリチェロ ホンダRA107 57周 1Lap
18 佐藤琢磨 スーパーアグリSA07・ホンダ 57周 1Lap
19 S.ベッテル トロロッソSTR02・フェラーリ 57周 1Lap
20 山本左近 スパイカーF8-VII・フェラーリ 56周 2Laps
21 A.スーティル スパイカーF8-VII・フェラーリ 53周 DNF
M.ウェーバー レッドブルRB3・ルノー 9周 DNF