2007年F1ベルギーGP日曜日決勝レース後のコメント
2007年09月18日
F1ベルギーGP3日目の決勝レース後のコメントです。佐藤琢磨がホンダのバトンをオーバーテイクする活躍を見せたり、アンソニー・デビッドソンがピットスタートながら粘りの走りを見せるも、全体的には厳しいレースでした。
次は地元、日本GPです。改修後初開催となる富士スピードウェイにて、どんな走りを見せてくれるか楽しみです。
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
2007年ベルギーGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
15位 走行周回数:43周 最速ラップタイム:1分50秒886(32周目)
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
16位 走行周回数:43周 最速ラップタイム:1分51秒391(43周目)
T-Car SA07-04
天気:晴天(湿度49.7% - 55.0%)気温:最低21.4°C 最高22.8°C
コース路面温度:最低 32.2°C 最高 38.3°C
今日、SUPER AGURI F1 TEAMはベルギーGPの決勝レースで激しい戦いぶりを見せた。グリッドへ向かう途中にアンソニーからSA07のトラブルの報告をうけると、チームはピットレーンからのスタートを決めた。琢磨はいいスタートを切り、43周のレースの最後まで戦い抜いた。19番手と21番手グリッドからスタートした琢磨とアンソニーは、それぞれ15位と16位でチェッカーフラッグを受けて、2007年シーズンのヨーロッパラウンド最終戦を終えた。
佐藤琢磨
「難しい状況の中で行われたレースだったけれど、いいレースだった。スタートでいくつか順位を上げることができたが、ケメルストレートでトロロッソとサイド・バイ・サイドになった時にラインから押し出されて“グリーン”の上を走らなければならなかったので、それで大幅に勢いを失ってしまった。その後は失ったポジションを取り戻すために戦い続けなければならなかったが、楽しむことができたし、いくつかエキサイティングな場面もあった。F1にとってスパのサーキットがどれほど素晴らしいかがわかる。オーバーテイクのチャンスもあり、チャレンジングなサーキットだ。ただ、今日はスピードがなかったのが残念だったし、悔しかった。しかし、日本GPへ向かう前に、ここでいくつかポジティブな点に気付くことができたと思う」
アンソニー デビッドソン
「ぼくにとっては、かなり単調なレースだった。アウトラップでマシンの前部にトラブルを感じたので、ピットレーンからスタートしなければならなかった。それは残念だったが、集団の後ろに追いつくことができたし、1ストップ戦略を最大限に活かすために本当に激しく戦った。これは成功だったと思う。オプションタイヤが使えるようになるまで、プライムタイヤで走り続けたが、もっと早くタイヤ交換をしたかった。タイヤ交換をした後は、完走だけを考えて走り続けた。戦略が成功したのはうれしかった。今週末は多くを学ぶことができたので、最後の3レースに向けて頑張りたい」
グラハム・テーラー スポーティングディレクター
「土曜日の状況があったので、今日は標準的な形でレースを戦い、両ドライバーが自分たちの仕事に集中できるように努力した。グリッドへ向かう時に、アンソニーがマシンのハンドリングの問題を報告してきたので、セットアップを変更してピットレーンからスタートすることに決めた。今日はベストと思われる戦略で両ドライバーを走らせた。できる限りのマシンの性能を引き出せたと思う。ピットストップではチームは素晴らしい仕事ぶりだったし、今回も信頼性はよかった。超コンペティティブなマシンではなかったが、それでも琢磨のレーサー魂はにじみ出ていた」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)