2007年F1日本GP日曜日決勝レース後のコメント
2007年10月02日
F1日本GP3日目の決勝レース後のコメントです。2年目の母国GPは悪天候のために波乱のレースに。佐藤琢磨は、接触でフロントウイングとノーズを破損したり、また第2スティントでのタイヤがダメだったため、チェッカーまで走れるガソリンが入っているにもかかわらず再度ピットインするなどちぐはぐな展開に。
デビッドソンのリタイヤの原因は、スロットルセンサーのトラブルとのこと。他のチームでも電気系トラブルが発生していたので、この大雨が原因か?
残りはあと2戦、シーズン前半の興奮を再び!
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
2007年日本GP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
15位 走行周回数65周 最速ラップタイム 1分31秒507(54周目)
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
リタイア 走行周回数54周 最速ラップタイム 1分31秒803(27周目)
T-Car SA07-04
天気:雨(湿度94.5% - 95.4%)
気温:最低17.5°C 最高18.1°C
コース路面温度:最低21.9°C 最高23.5°C
日本GPの決勝レースは、富士スピードウェイの天気がレースを混迷させることになってしまった。SUPER AGURI F1 TEAMにとっては期待はずれのホームレースになってしまったが、熱烈なファンからの絶え間ない声援が「湿った」チームの気分を盛り上げてくれた。
佐藤琢磨
「こんなに長いセーフティカー導入は初めての経験だったし、コックピットの中はとても寒かった。スタート後のメインストレートは視界がゼロだった。ぼくの前の誰かがストレートの真ん中で突然ブレーキを踏み、ぼくは他のマシンに接触してフロントノーズを壊してしまった。第2スティントは雨も弱くなったが、ぼくは最後まで走れる量の燃料を積んでいて、新しいエクストリームタイヤに交換していた。残念ながらこのコンビネーションではタイヤがオーバーヒートしてしまい、グリップが大幅に低くなった。最初に使ったタイヤを再び試したかったので、最後のセーフティカー導入のタイミングをうかがってピットインした。このタイヤの方がずっと調子がよく、最終スティントではペースが上がり、数人をオーバーテイクすることができたが、最終的にはチームにとっては残念な結果になってしまった。今週末は誰にとってもタフなグランプリだったが、こんなひどい天気の中、ぼくたちを応援してくれたファンの皆さんに感謝したい」
アンソニー デビッドソン
「今日は本当に難しい1日だった。すごいウェットコンディションだったので、ドライバーにとっては大変だった。ミスもなく走り続けることができたのはうれしかったが、残念ながら最終的にはスロットルセンサーのトラブルでリタイアすることになった。手応えのある、いい仕事ができたと思っていたので、リタイアという結果は残念だったが、次の中国で巻き返せることを期待している」
鈴木亜久里 チーム代表
「今日は天気のせいで非常に難しいレースになった。両ドライバーともいい仕事をしてくれただけに、レース中にふたりに問題が生じたのは残念だった。富士では霧と雨は珍しいことではないが、今日はいつもより雨がひどかった。我々もこのようなレースコンディションを切り抜けられるようなチームにならなければならないが、今日の結果はついていなかったと思う」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)