2007年F1中国GP日曜日決勝レース後のコメント
2007年10月10日
F1中国GP3日目の決勝レース後のコメントです。佐藤琢磨は、得意のスタートで順位を上げるも、そこからペースが上がらず。メカニカルトラブルを抱えての走行だったようです。
アンソニー・デビッドソンは、バリチェロとの接触によりパーツを破損。ブレーキの冷却がうまくいかず、大事をとってのリタイアだった。
トロロッソがポイントを大幅に取り、コンストラクターズランキングで抜かれてしまったが、今年最後のブラジルGPで一矢報いるよう期待!
以下はスーパーアグリF1プレスリリースより。
2007年中国GP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
14位 走行周回数 54周 最速ラップタイム 1分40秒126(54周目)
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
リタイア 走行周回数 11周 最速ラップタイム 1分51秒765(9周目)
T-Car SA07-04
天気:雨のち曇り
気温:28°C(14時現在)
コース路面温度:28°C(14時現在)
上海国際サーキットでの中国GP決勝レースで難しい状況を強いられたSUPER AGURI F1 TEAMは、再びその闘志を試されることになった。今回のレースでは天気とコースコンディションが変化し続けたせいで思いも寄らぬいくつかのサプライズがあり、シーズン最終戦を残すばかりの今、コンストラクターズチャンピオンシップの順位に劇的な変化があった。
佐藤琢磨
「エキサイティングだったが、ぼくたちにとってはタフなレースだった。いいスタートでいくつかポジションを上げることができたし、ウェットコンディションの中でのオーバーテイクはエキサイティングだった。しかし、数周後にはメカニカルな問題が発生し、その後はマシンがかなり跳ねるようになった。ぼくはすぐに無線でチームに報告したが、手の尽くしようがなかった。コンディションが変化し続ける中、ぼくは前の数台に追いつくことができたが、オーバーテイクするにはスピードが足りなかった。幸い完走することはできたが、マシンのハンドリングは理想とはほど遠く、それがレースをさらに難しくしていた」
アンソニー デビッドソン
「残念な終わり方だった。スタートがよくなかったので、ターン1で簡単にルーベンスに抜かれてしまった。どうにかルーベンスを抜き返して、1周目では他の数台と戦うことができたが、2周目のターン1へのエントリーでルーベンスがぼくの右リヤタイヤに接触し、ふたりともスピンしてしまった。ブレーキダクトをカバーしている部分のボディワークにダメージを負ったために、ブレーキの温度が急上昇した。このせいでブレーキの効きが悪くなり、フロントブレーキしか使えなくなったので、ピットへ戻り、ダメージを負った部分のパーツを取り外してリヤのブレーキダクトへの風通しがよくなるか試したが、だめだった。ブレーキの調子は戻らなかったので、自分やチームを危険にさらすよりもいいと思い、レースをリタイアすることを決意したんだ」
鈴木亜久里 チーム代表
「今回も難しいコンディションのタフなレースだった。琢磨はよく頑張った。アンソニーはレース序盤のバリチェロとの接触が残念だった。激しくプッシュし続けてくれたチームの全員に感謝するとともに、今日、いい仕事ぶりを見せたトロロッソの両ドライバーにおめでとうと言いたい。今シーズンは1レースを残すばかりだが、闘志を燃やし続けて、昨年のブラジルと同じような結果を目指したい」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)