2006年F1オーストラリアGPプレビュー
2006年03月27日
スーパーアグリF1プレスリリースより、オーストラリアGPを迎えての各コメントです。
2006年オーストラリアGP プレビュー
3月30日、2006年FIA F1世界選手権第3戦、オーストラリアGPがメルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕する。
シーズン開幕2戦でのSA05のパフォーマンスに勇気づけられたSUPER AGURI F1 TEAMはオーストラリアに向かう。そして、チームは更にアップグレードした空力パッケージをオーストラリアGPで導入。重量配分に重点を置き、ブリヂストン・タイヤの性能を最大限に生かす事を主眼としたセッティングをする予定だ。
全長5.303kmのアルバートパーク・サーキットは、短いストレートと低速から中速のコーナーが混在するハイダウンフォースサーキットだ。従って、クルマのセットアップは、トラクションとブレーキング時の安定性が良く、更に空力効率に優れたものにしなければならない。このサーキットはF1ドライバーには人気が高いが、金曜日のフリー走行時はコース路面が非常に滑りやすく、時間の経過と共にハイグリップへとコンディションが変化していくという、やっかいなコースだ。
佐藤琢磨
「メルボルンは食べ物もおいしいし、人もフレンドリーなので、訪れるのが楽しみな場所の一つだ。天気がよければ、太陽が気持ちいい。アルバートパークは、開幕2戦とは全く異なる特徴を持つコースだ。チームは、このレースのために新しい空力パッケージを用意しているし、曲がりくねったストリート・サーキットにぼくたちのクルマは適していると思う。開幕2戦は2週連続だったが、今回はチームも短い休みを取ることができた。ぼくたちも、開幕2戦のパフォーマンスを見直す時間があったので、次のグランプリでは、また一歩前進できると思う」
井出有治
「オーストラリアには何度も行ったことがあるが、いつもいい国だと思う。日本との時差はわずか1時間だし、天候も良い。メルボルンのレースは楽しみだ。願わくは、初完走を飾りたい。メカニックたちがあれほど努力してくれたのに、開幕2戦で完走できなかったことが、ぼくにとっては非常に残念だ。クルマのメカニカルな問題が原因だったが、本当に欲求不満を感じた。次のオーストラリアでは絶対にフィニッシュしたい」
鈴木亜久里 チーム代表
「オーストラリアには自分の家もあるし、何度訪れても楽しい場所だ。しかし、今回の訪豪は、SUPER AGURI F1 TEAMがオーストラリア・グランプリに初参戦するためのものなので、非常に感慨深い。チームは、更に改良を重ねたフロントウイングを持ってオーストラリアへと向かう。クルマのパフォーマンスも改善されるはずだ。スターティング・グリッドのポジションを上げ、カーナンバー22と23の両方がレースをフィニッシュすることが目標だ」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)