SA06シェイクダウンレビュー&2006年F1ドイツGPプレビュー
2006年07月22日
スーパーアグリF1プレスリリースより、ドイツGPを迎えての各コメントと、先日行われた新車SA06のシェイクダウンレビューです。いよいよSA06の出番。また山本左近が、このドイツGPよりレースドライバーとして走る!
新車SA06は、リアが安定してかなりポテンシャルアップしているようだ。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
SA06シェイクダウンレビュー/2006年ドイツGPプレビュー
来週、ホッケンハイムで開催されるドイツGPでは、SUPER AGURI F1 TEAMの山本左近と待望のSA06が揃ってF1デビューを飾る。
マニクールで開催されたフランスGPの終了後、SUPER AGURI F1 TEAM はSA06のシェイクダウンを成功裏に終えた。佐藤琢磨が最初にニューマシンでの走行を担当することになり、水曜日のシルバーストンでSA06-03を初ドライブした。一方、左近は木曜日にサンタ・ポッドでSA06-04に乗り、ニューマシンのテストを引き続き行った。ふたりのドライバーは必要な走行周回数と走行距離をこなし、予定どおりにプログラムを完了した。
全長4.574kmのホッケンハイムリンク・サーキットに、いよいよSA06が運び込まれることとなるが、このニューマシンは古いマシンと比較すると重量も20kgほど軽く、全く新しいエアロダイナミクス・パッケージやアルミ製ギヤボックス、そして新たなカラーリングが採用されている点でも注目される。マシンの重心は低く、リヤサスペンションはブリヂストンタイヤの性能を余すことなく発揮できるように最適化されている。
佐藤琢磨
「水曜日にSA06のシェイクダウンを初めて行ったが、チームにとっても、ぼくにとっても、とてもエキサイティングな一日だった。初期トラブルがないか確認できるので、こういうシェイクダウンを行えたのはよかった。小さなトラブルもあったが、すぐに解決することができたし、その日に予定していたプログラムも完了することができた。今回使用したストウ・サーキットと呼ばれるショートコースは通常のコースと比べると距離がとても短いので、正確な評価をするのは難しいが、マシンの感触はよかった。戦闘力があるとわかっているマシンと共に、ドイツGPに行くことができるのはエキサイティングだ。来週のホッケンハイムを楽しみにしている」
山本左近
「木曜日に2回目のシェイクダウンを行ったが、前日と同じく、大きな問題もなく、テストスケジュールを完了することができて、チームにとってはいい一日だった。その日もマシンは順調に改善されていったので、来週のドイツGPに行くのがとても楽しみだ。ホッケンハイムがぼくのSAF1での初レースとなるが、もちろんとても楽しみにしているし、チームの努力にも感謝している。ぼくはこのチームでレースに参戦できることをとても誇りに思っているし、チームが一歩一歩前進していくことに全力で貢献したいと思っている」
鈴木亜久里 チーム代表
「待ちに待ったSA06のシェイクダウンテストを終えることができ、とてもうれしく思っている。当初予定していたスケジュールよりも遅れてしまったが、このSA06の初めての走行は十分に手応えを感じられるものだった。実際にレースをしたわけではないのでまだ見えてこない部分もあるが、SAF1の本当の戦いはこれから始まると思っている。SA06のデビュー戦となるドイツGPではトラブルなどが出る可能性も考えられるが、このマシンのパフォーマンスに僕自身も大きな期待を持っており、実戦で戦う姿を見るのがとても楽しみだ。また、山本左近にとってもこれがデビュー戦となるが、これまでのサードドライバーとしての経験を活かし、レースドライバーとして十分なパフォーマンスを見せてくれるはずだ。僕たちのチームにとっては2度目の開幕戦と言えるドイツGPが本当に待ち遠しい」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)