2006年F1日本GP日曜日決勝レース後のコメント
2006年10月10日
日本GP3日目の決勝レース後のコメントです。チームとして両ドライバーとして最高のパフォーマンスが出せたレースだった。もちろんミッドランドやトロ・ロッソの前を行きたかったが叶わず。しかし互角に渡り合えたんじゃないかな?
あとは最終戦のブラジルGPです。いい形でレースに挑んで欲しい。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年日本GP 日曜日 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
15位 走行周回数:52 最速ラップタイム:1:35.082
山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
17位 走行周回数:50 最速ラップタイム:1:35.594
T-Car SA06-02
天気=晴天、強風 気温=23-25℃ コース路面温度:22-29℃
佐藤琢磨と山本左近が日本GPのチェッカーフラッグを受けると、鈴鹿サーキットに集まった16万人を超すファンたちが一斉に歓声を上げた。2005年末に新しいF1チーム設立の夢を果たした、若くて小さなSUPER AGURI F1 TEAMにとっては、本当に素晴らしい結果だった。レースの現場と本拠地リーフィールドにあるチームのファクトリーとの最高のチームワーク、そしてホンダやブリヂストンといったパートナーとの緊密な関係が、SAF1チームをスパイカーMF1やスクーデリア・トロロッソといった、現時点でのライバルチームと本当に戦えるチームに育て上げたのだ。
佐藤琢磨
「チームにとっては、これ以上のことは望めないと言ってもいいくらいの本当に素晴らしい結果だった。この週末の初めは期待していたパフォーマンスが見せられなかったが、レースのためにぼくたちはできる限りの努力をしてきたと思っていた。スタートはとてもエキサイティングだった。第1コーナーへの進入で数台のマシンをオーバーテイクすることができたが、前に出られなくて再び抜かれてしまった。しかし、S字コーナーで再びスコット・スピードをオーバーテイクできたのはエキサイティングな瞬間だった。残念ながら僕のペースが十分ではなく、再びスピードに抜かれることになってしまったが、レースが落ち着いたあとはマシンの調子もとてもよく、ブリヂストンタイヤも最高のパフォーマンスを発揮してくれたので、コンペティティブな走りをすることができた。チームのメカニックたちも最高の仕事をしてくれた。2回のピットストップはどちらもすごく速くて、正確で、今シーズンで最高だったと思う。もちろん、ファンもすごかった! それは本当に最高の応援だったし、最後は太陽の光を受けて輝くたくさんのフラッグが見えた。ぼくにとっては鈴鹿でラップ数をカウントダウンしていくのは本当に特別な気持ちだけれど、特に今年でここが最後だということもあって、レースの終わりに近づいていくにつれて、とても悲しい気分になった。ともあれ、チームも今日のぼくたちの2台揃ってのフィニッシュに本当に満足してくれていると思う」
山本左近
「今週末、レースに来てくれた皆さんの応援に本当に感謝している。彼らの応援がぼくに力を与えてくれたからこそ、レースをフィニッシュすることができた。チーム、スポンサー、そしてぼくを今まで支援してくれたみんなに感謝したい。鈴鹿サーキットでの地元グランプリをフィニッシュするのはとても素晴らしい気分だ。その一方で、レーシングドライバーとしては常にもっと速く走りたいという気持ちがあるので、これから自分のレースをもう一度見直して、次のブラジルGPの準備をしたいと思う」
鈴木亜久里 チーム代表
「チーム、ファンの皆さん、ぼくたちを今まで支援して下さった皆さん、その全員に『ありがとう』と言いたい。ぼくたちにとって、ここで2カーフィニッシュを達成できたのは素晴らしい結果だし、ドライバーたちは今日もよく頑張ってくれた。今のぼくたちはまだ規模が小さく、新しいチームなので、これがパーフェクトな結果だったと思う。このサーキットで開催される最後のグランプリになるかも知れないということを考えると、鈴鹿での今日の結果にとても満足している」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)