2006年F1スペインGPプレビュー
2006年05月11日
スーパーアグリF1プレスリリースより、スペインGPを迎えての各コメントです。
井出有治の突然のスーパーライセンス剥奪という事態になったスーパーアグリF1だが、今後も井出有治をサポートしていくとのこと。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
さまざまな困難に遭遇したニュルブルクリンクの週末を終え、SUPER AGURI F1 TEAMはスペインGPが開催されるサーキット・デ・カタルーニャへ向かう。サーキット・デ・カタルーニャがバルセロナの北東約20kmのモントメロに建設されたのは、1991年のこと。全長4.627kmのこのコースは、F1でも卓越したデザインのコースと言われており、F1テストの場としても欠かせない施設となっている。
佐藤琢磨
「バルセロナは超ハイダウンフォースのサーキットで、チャレンジングな高速コーナーは運転していて楽しい。このコースを走るには、特に最初のいくつかのコーナー、そして坂を上って行った先の独特なロングコーナーへと続く部分ではリズムが求められる。ブレーキ時のクルマのバランスも重要で、第4コーナーを抜けてから下って上るとブラインドの高速コーナーが待ち受けていて、その直後にストレートとヘアピンが続く。最終のふたつのコーナーは有名な高速コーナーで、ドライバーにもクルマにも負担が大きいところだ。スペインGPは再び厳しいレースになるだろうが、エアロパーツが新しくなり、クルマのバランスも改善されているので、良いセットアップが見つけられることを願っている」
フランク・モンタニー
「とても素晴らしいサーキットであるバルセロナに行けることをうれしく思う。このコースはニュルブルクリンクより難しいので、先週末とは全く異なる経験になると思う。最初はチームに慣れたり、いろいろと大変だったけれど、再びSUPER AGURI F1 TEAMで走れることになってうれしい。2回目は少し楽になるから、仕事もはかどると思う。早くサーキットへ行って、良い仕事をしたい。今週末が楽しみだ」
鈴木亜久里 チーム代表
「現在の井出とSUPER AGURI F1 TEAMが置かれている状況は残念だが、我々は今後も継続して彼をサポートしていくつもりだ。チームとしては、残りのレースでもベストを尽くし、成長していきたい。そのためにも、琢磨とフランクのフィードバックが非常に重要となる。フランクはヨーロッパGPでもSA05に関して貴重な意見を提供してくれているので、彼が我々とともにスペインとモナコに出場することになったことをうれしく思っている」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)