2006年F1モナコGP日曜日決勝レース後のコメント
2006年05月29日
モナコGP3日目の決勝レース後のコメントです。なんとかモンタニーが完走するも佐藤琢磨がリタイア。2台そろってとはいかなかった。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年 モナコGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
リタイア/最速ラップタイム 1:18.793
フランク・モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
16位/最速ラップタイム 1:19.104
T-Car SA05-01
スタート前から荒れた展開となった今年のモナコGP。初めてこのレースに挑んだフランク・モンタニーは、難しいハンドリングに苦しみながらもチェッカーフラッグまで走り切り、SUPER AGURI F1 TEAMでの初完走を果たした。また、まずまずのペースで周回を重ねていた佐藤琢磨は、電気系トラブルにより46周でリタイアとなり、残念ながら自身初のモナコGP完走を果たすことはできなかった。
佐藤琢磨
「レースをフィニッシュできなかったのがとても残念だ。リタイア直前まで本当にレースを楽しむことができていた。スタートは良くなかったが、ポジションをいくつか上げることができたし、マシンの調子も良かった。ピットストップ戦略とトラフィックコントロールのおかげで、安定した走りを続けることができていたし、プッシュし続けることができた。しかし、突然、電気系統の問題が発生してスピードが劇的に落ちたので、ピットへ戻りセッティングを変更したが、その1周後には完全にダメになって、レースをリタイアしなければならなかった。今週末はチームの素晴らしい仕事のおかげで確かな進歩を遂げていたので本当に残念だ。個人的にもまだ完走を果たしていないモナコGPをフィニッシュできなかったことを非常に残念に思っている。しかし、これもレースだ。また来年挑戦したい」
フランク・モンタニー
「初めての完走をこのモナコで達成できたことをうれしく思う。このレースは僕にとって特別なものになった。モンテイロと40周にわたって良いファイトができたが、彼の意見は違うかもしれないね。しかし、結局はこれもレースだ。マシンは運転し難かったが、それでも楽しむことができた。70周分のデータを集めることができたと考えれば、十分に満足できる。その最新の情報を使って、次のレースに向けてクルマを改善する作業に取りかかることができるからね」
鈴木亜久里 チーム代表
「一言で言えば、とても難しいレースだった。電気系のトラブルが発生するまで、琢磨は良くやっていた。フランクも頑張って初完走を果たしてくれた。ここは難しいコースだし、彼も言うようにハンドリングがとても難しかった。また、2台揃ってのフィニッシュという目標は今回も果たせなかったが、チームの今週末の努力に感謝したい」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)