2006年F1ヨーロッパGPプレビュー
2006年05月02日
スーパーアグリF1プレスリリースより、ヨーロッパGPを迎えての各コメントです。
井出有治が、まずアルバースに誤りたいと。ただ、他の外野の声が意外に井出有治に厳しいのがビックリ!
たしかに接触は無いほうがいいし、アルバースのマシンが大破する事故だったが、フロントタイヤにリアタイヤが乗り上げたために横転したんであって、そんなに厳しい意見が出るとは思わなかった。
しかしこれで井出有治は、アグレッシブに攻めて結果を出さないといけないし、安全運転もしないといけなくなった。う~んキビシイー!
SUPER AGURI F1 TEAMは今週、2006年FIA F1世界選手権の第5戦となるヨーロッパGPが開催されるドイツのニュルブルクリンクサーキットへ向けて出発する。ニュルブルクリンクは歴史の古いサーキットで、超低速コーナーと高速コーナーが混在しているのが特徴だ。レイアウトが大きく変更された第1コーナー、そしてヘアピン、シケイン、さらに次の中速のダブル「S」カーブの後には超高速の「S」、ヘアピンも待ち受けている。全長5.148kmのコースは起伏が激しく、60周のレース走行距離は308.863kmに及ぶ。
佐藤琢磨
「ニュルブルクリンクでのレースは楽しい。その主な理由はコースレイアウトだ。このサーキットの流れるような高速コーナーや起伏のあるコースはドライバーの手腕が問われる。ぼくにとってはF1だけではなく、ジュニア・フォーミュラ時代の思い出も数々あるサーキットだ。ヨーロッパGPでは最新スペックのブリヂストンタイヤと最新のエアロパッケージをテストすることになっているが、中速から高速コーナーへ続く部分はダウンフォースとクルマのバランスが重要なポイントとなるので、それが役に立ってくれることを願っている。今年はシーズンの早い時期にニュルブルクリンクのレースが開催されるので、天候にどのような影響を受けるのかは定かではない。しかし、ニュルブルクリンクは素晴らしいサーキットで、必ずエキサイティングなレースになるので、今週末、再びこのサーキットに戻ることを楽しみにしている」
井出有治
「まず初めに、イモラの出来事に関してクリスチャンに謝りたい。彼に何事もなかったことを願っている。ぼくはF1では新人で、走行経験も少ないので、レースごとに安全を心がけ、成長しようと努力してきたつもりだ。ヨーロッパGPに向けては、ニュルブルクリンクの過去のレースのビデオを見てコースを学習し、レーシングラインを覚えた。今回のレースではいくらかの進歩を皆さんに見せることができれば良いと思っている」
鈴木亜久里 チーム代表
「皆さんもご存知のとおり、我々は新しいSA06の準備に追われて来た。そんな事情もあり、資金的にも限られていたので、先週のテストに参加するのは難しい状況だった。そこで、ドイツでフランク・モンタニーをサードカーで走らせて、SA05のデータ集積を行うことにした。彼がチームに戻って来てくれたことを嬉しく思う。フランクは琢磨と有治に貴重なフィードバックをしてくれると思うし、彼の豊富な経験と知識がチームを助けてくれることだろう。ヨーロッパGPでは新しいエアロパッケージとブリヂストン・タイヤをテストできることになっているし、このチャレンジングな週末を今回も楽しみにしている」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)