2006年F1ドイツGP日曜日決勝レース後のコメント
2006年07月31日
ドイツGP3日目の決勝レース後のコメントです。佐藤琢磨が、SA06のパフォーマンスを見せるもトラブルがありリタイア。山本左近もデビューレースをまともに戦えない状況でリタイアとなってしまった。
まだSA06は、トラブルを抱えているようで、その改善が急務となりそうです。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年ドイツGP 日曜日 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
リタイア 走行周回数:38 最速ラップタイム 1:19.413
山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
リタイア 走行周回数:1 最速ラップタイム 非計測
T-Car SA05-01
天気=晴天 気温=33-35℃ コース路面温度=46-51℃
SUPER AGURI F1 TEAMにとっては残念な結果だったが、SA06のデビュー戦となるドイツGPの週末をこのような形で終えることは全く予測できなかったことではない。このチームでの初レースを迎えた山本左近はピットレーンからのスタートとなったが、電気系トラブルで、ガレージを出ることができないという問題が早々に発生した。その後コースインしたが、ドライブシャフトにトラブルが生じ、1周でリタイアという結果になった。昨日の予選セッションでは期待できる走りを見せた佐藤琢磨だが、彼の週末も同じように残念な結末を迎えることになってしまった。琢磨は素晴らしいスタートで、17位から15位へとすぐにポジションを上げていたが、ギヤボックスのオイル漏れが原因で38周でレースをリタイアすることになった。
佐藤琢磨
「ドイツでのSA06のデビューは前向きなもので、昨日の予選でもマシンのパフォーマンスはとてもよかった。今日のレースはもう少しいいペースで走れると思っていたので少し残念だったが、SA05からは大きなステップアップなので、じきによくなるだろう。ミッドランドの2台とレースできたのはエキサイティングだったし、第2スティントでもまだそのうちの1台はぼくの後ろにいた。最終的にはギヤボックス関係のオイルのトラブルでレースをリタイアしなければならなかったが、SA06はニューマシンなので、何かしらの問題に遭遇したとしても大して驚かない。もちろん、今日のレースは残念だったが、全体的にはぼくたちにとってはいい週末だった。簡単なものではなかったが、それでもいい週末だったと思う」
山本左近
「今日は1周しかできず、レースをできなかったことをとても残念に思っている。しかし、ポジティブに考えれば、今日はSA06のデータをこれまでより多く集めることができたので、ハンガリーまでの研究材料として役立てることができる。SA06はSA05よりも運転しやすいので、このマシンに慣れて、マシンのことを学んで、来週のハンガリーGPに備えたいと思う」
鈴木亜久里 チーム代表
「F1での初レースで左近が戦えなかったのは、本当に残念だった。今週末は彼もSA06で確かな進歩を見せていたので、ハンガリーではいいレースをすることができるだろう。そして、琢磨は今日もよくやった。コンペティティブな走りで、ミッドランドの2台とファイトできるところを見せてくれたが、残念ながらオイル漏れが発生してしまった。今日はこのような結果に終わったが、このレースの前にはテストを行うこともできなかったので、SA06の初レースには満足している。ぼくたちは勇気づけられるスタートを切ることができたと思う」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)