2006年F1トルコGP決勝
2006年08月28日
F1トルコGP決勝は、フェラーリのフェリペ・マッサが見事なポール・トゥ・ウインで初勝利を挙げた。2位には、競り合いに勝ったルノーのフェルナンド・アロンソが入り、3位に競り合いに負けたフェラーリのミハエル・シューマッハーが入った。
今回のフジテレビの中継は華やかだった。いつもの山田優ちゃんに加え、Cancamモデル仲間の蛯原友里ちゃんに押切もえちゃん。おそらくF1のことは知らないだろう2人だが、番組冒頭にていろいろコメントしていた。レースクイーン姿とはいかなかったが、F1には美女が似合う?
さてレースの方だが、新旧チャンピオン対決がなかなか見ごたえありました。ポールスタートのマッサが66戦目にして見事にポールtoウィンを果たしたが、テレビ中継のほとんどがこの対決に集中。
スタート直後の1コーナーで、ルノーのフィジケラがスピン!複数のマシンを巻き込むアクシデントとなった。その中にSA06Bの佐藤琢磨の姿もあり、佐藤琢磨はマシンの修復のために、長時間ピットに居続けることとなった。同じく巻き込まれたマシンたちが、ぞくぞくとピットイン。その1人ライコネンは、修復して再スタートするもクラッシュしてレースを終えた。ちなみに今回エビちゃんが、ライコネンを応援していた。
そのままレースは進み、マッサ先頭でフェラーリの1-2にてリードを築く。しかし13周目にリウッツィが1コーナーでスピンし、コース上にストップ。これによってセーフティカーが出動した。
奇しくも、もうすぐピットストップ1回目というタイミングだったため、ぞくぞくとマシンがピットインしてきた。ここで1-2のフェラーリは2台同時ピットインとなり、2番手だったシューマッハーが後ろで待つことに。
そしてピット作業が終わるころには、3番手だったアロンソの方がギリギリ早く終わり、順位が逆転することに。
セーフティカーが解除となったころに、修理を終えた佐藤琢磨がコースイン。すでに大幅なラップ遅れとなっているが、ここはSA06Bのデータ集めに走り続けた。
立場が逆転したアロンソとシューマッハーだったが、フェラーリの方が速いペースで走れるので、2回目のピットインで抜けるのでは?なんて思っていたら、シューマッハーのペースが上がらず。また、途中で魔の第8コーナーでオーバーランしタイムロス。結局2回目のピットで逆転することが出来なかった。
レース終盤、アロンソとシューマッハーのテールtoノーズの接近戦、面白かった。ペースは圧倒的にシューマッハーの方が速い。しかしさすがはアロンソ、要所要所を締め完全に守りきった。解説にもあったがシューマッハーは少しアンダーステアぎみで、第9コーナーでスリップにつけず、オーバーテイクポイントである第12コーナーでインを刺せなかった。
アロンソファンには申し訳ないが、チャンピオンシップ争いがもつれる為にもシューマッハーに逆転してもらいたかった。テレビの解説もそんな感じの放送だった。
少ないチャンスをものにしたアロンソ、さすがはワールダチャンピオンです。
スーパーアグリF1の佐藤琢磨は、レース復帰後17周遅れで最後まで走り続けチェッカーを受けたが、周回数不足のため完走扱いにはならずリタイア。山本左近は、23周目に1コーナでスピンしリタイアとなった。
F1トルコ・グランプリ日曜日決勝
イスタンブールパーク 5.338km×58周=309.396km
1 F.マッサ フェラーリ248F1 58周 1:28'51"082
2 F.アロンソ ルノーR26 58周 5"575
3 M.シューマッハー フェラーリ248F1 58周 5"656
4 J.バトン ホンダRA106 58周 12"334
5 P.デ・ラ・ロサ マクラーレンMP4-21・メルセデス 58周 45"908
6 G.フィジケラ ルノーR26 58周 46"594
7 R.シューマッハー トヨタTF106B 58周 59"337
8 R.バリチェロ ホンダRA106 58周 60"034
9 J.トゥルーリ トヨタTF106B 57周 1LAP
10 M.ウエーバー ウイリアムズFW28・コスワース 57周 1LAP
11 C.クリエン レッドブルRB2・フェラーリ 57周 1LAP
12 R.クビカ BMWザウバーF1.06 57周 1LAP
13 S.スピード トロロッソSTR01・コスワース 57周 1LAP
14 N.ハイドフェルド BMWザウバーF1.06 56周 2LAPS
15 D.クルサード レッドブルRB2・フェラーリ 55周 DNF
C.アルバース ミッドランドM16・トヨタ 46周 DNF
佐藤琢磨 スーパーアグリSA06B・ホンダ 41周 17LAPS
N.ロズベルグ ウイリアムズFW28・コスワース 25周 DNF
山本左近 スーパーアグリSA06・ホンダ 23周 DNF
V.リウッツィ トロロッソSTR01・コスワース 12周 DNF
K.ライコネン マクラーレンMP4-21・メルセデス 1周 DNF
T.モンテイロ ミッドランドM16・トヨタ 0周 DNF