2006年F1中国GP決勝
2006年10月02日
F1第16戦中国GP決勝は、フェラーリのミハエル・シューマッハーが6番手から逆転で優勝。今季7勝目を上げるとともに、今シーズン初めてチャンピオンシップのトップに立った。
2位にフェルナンド・アロンソ、3位にジャンカルロ・フィジケラのルノー2台が入った。
嫌な予感は当たるもの?フジテレビの中継で見ていたのだが、最終ラップで4位争いが激しく行われていたのだが、その前にはスーパーアグリF1の佐藤琢磨とミッドランドのアルバースが!
ややこしい状況だなと思っていたら、バックストレートエンドでハイドフェルドにバリチェロが追突。これは佐藤琢磨が邪魔でってことで審議になるのでは?
そう思っていたら中継最後で、佐藤琢磨が青旗無視で失格のテロップが!残念、せっかく14位フィニッシュだったのに・・・
山本左近は、ハーフウェット路面で真っ先にドライタイヤに交換するギャンブルに出たが裏目となった。しかし、粘りの走りでF1初完走の17位フィニッシュ。(後に繰り上げ16位)
優勝争いのほうは、予選で雨に泣いたフェラーリのシューマッハーが、決勝では濡れた路面に救われた形となった。
レーススタート前に降った雨で路面はウェット。しかしレーススタート後は、どんどん乾いていく状況に。スタート直後は、ルノーのアロンソが一人旅。軽めのタンクで追い上げるライコネンの速さが目立ったが、路面が乾き始めるにつれ、ブリヂストンタイヤのパフォーマンスが上がりシューマッハーが追い上げる展開に。
それでも2位になれるかどうかと思っていたが、レース中盤トップ快走のアロンソがペースダウン。フィジケラとシューマッハーに追いつかれ3つ巴の戦いに。しかしアロンソは、タイヤが悪いのかペースが上がらず、フィジケラとシューマッハーにパスされ3位に。
そして2回目のピットストップ後にシューマッハーの意地が!フィジケラがピットからドライタイヤで出てきたところを、まだグリップしていないフィジケラのインを、縁石に乗り上げながらオーバーテイク。
その後は2位以下を引き離しチェッカー。
アロンソもこのままでは終わらない。急にペースを取り戻しフィジケラをパス。ポイントの被害を最小限に食い止めた。
それにしても、あのアロンソのペースダウンはなんだったんだろう?
片山右京は解説で低速ギアを無くしたのでは?と言っていたが、オンボードカメラでは、ちゃんとシフトチェンジしてるようだったし・・・
レース後のインタビューで、タイヤを変えなかったフィジケラとシューマッハーに追いつかれたと言っていたので、やっぱり1回目に交換したタイヤが原因?
上海インターナショナル・サーキット 5.451km×56周=305.066km
1 M.シューマッハー フェラーリ248F1 56周 1:37'32"747
2 F.アロンソ ルノーR26 56周 3"121
3 G.フィジケラ ルノーR26 56周 44"197
4 J.バトン ホンダRA106 56周 72"056
5 P.デ・ラ・ロサ マクラーレンMP4-21・メルセデス 56周 77"137
6 R.バリチェロ ホンダRA106 56周 79"131
7 N.ハイドフェルド BMWザウバーF1.06 56周 91"979
8 M.ウエーバー ウイリアムズFW28・コスワース 56周 103"588
9 D.クルサード レッドブルRB2・フェラーリ 56周 103"796
10 V.リウッツィ トロロッソSTR01・コスワース 55周 1LAP
11 N.ロズベルグ ウイリアムズFW28・コスワース 55周 1LAP
12 R.ドーンボス レッドブルRB2・フェラーリ 55周 1LAP
13 R.クビカ BMWザウバーF1.06 55周 1LAP
14 S.スピード トロロッソSTR01・コスワース 55周 1LAP
15 C.アルバース ミッドランドM16・トヨタ 53周 3LAPS
16 山本左近 スーパーアグリSA06B・ホンダ 52周 4LAPS
R.シューマッハー トヨタTF106B 49周 DNF
F.マッサ フェラーリ248F1 44周 DNF
J.トゥルーリ トヨタTF106B 38周 DNF
T.モンテイロ ミッドランドM16・トヨタ 37周 DNF
K.ライコネン マクラーレンMP4-21・メルセデス 18周 DNF