2006年F1オーストラリアGP日曜日決勝レース後のコメント
2006年04月03日
オーストラリアGP3日目の決勝レース後のコメントです。佐藤琢磨は、最後ピットレーンでのフィニッシュだったんですね。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年 オーストラリアGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-02)
12位/最速ラップタイム 1:30.574
井出有治 カーナンバー23 (SA05-03)
13位/最速ラップタイム 1:33.737
昨日までの悪天候とは打って変わって、好天に恵まれた決勝日。昨年よりも1ヵ月遅い開催とあって、やや肌寒さを感じるものの、晴れわたった空の下で決勝レースが行なわれた。今年のオーストラリアGPはアクシデントが多発し、何度もセーフティカーが導入される荒れた展開となったが、SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨と井出有治は、マイナートラブルを抱えながらも、レースを走り切り、2台そろっての初めての完走を果たした。
佐藤琢磨
「スタートでは何台ものクルマとサイド・バイ・サイドでポジションを競い、集団の真ん中あたりまでポジションを上げることができた。とてもエキサイティングで本当に楽しかった。今日は3回もセーフティカーが導入になったが、ぼくたちにとっては良い練習になったし、戦略もうまく行ったのでうれしく思う。左フロントホイールに問題が発生して、レースの終わり近くにピットインしなければならなかったのは残念だった。その次の周回の終わりにもホイールに問題が生じた。今度は右フロントだった。それで、ピットレーンでのフィニッシュになってしまった。チームも本当に良く頑張ってくれたので、チェッカーフラッグを受けられなかったことに少しがっかりした。しかし、今日はチームにとって素晴らしい一日だった」
井出有治
「今日は、初めて琢磨選手とぼくが一緒にフィニッシュできたレースだったので、そのことに関してはハッピーだ。しかし、他のドライバーに比べると、ぼくはまだ、とてもコンペティティブとは言えない。ドライビングスキルを磨き、次のレースのサーキットのことをできるだけ早く学びたい。1週間後にバルセロナでテストを行なう予定なので、もっと走り込んで、自分に欠けている技術的な部分を学びたい」
鈴木亜久里 チーム代表
「本当にドラマチックなレースだった。ぼくたちのチームのクルマも含めて、いろいろな出来事があったが、チームの最初の目標だった2台揃っての完走を達成することができてうれしい。小さな目標ではあったが、目標を達成できるというのは良い気分だ。ドライバーにとってもチームにとっても難しいレースだったと思う。頑張ってくれた全員に本当に感謝している」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)