2006年F1アメリカGP土曜日公式予選後のコメント
2006年07月02日
アメリカGP2日目の公式予選後のコメントです。佐藤琢磨が持てる力を存分に発揮し、今季最高の18番グリッドを獲得。しかしその陰に隠れて、モンタニーにトラブルが出ているのが気になります。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年アメリカGP 土曜日 フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
フリー走行3回目 21位 走行周回数:16 最速ラップタイム: 1:13.806
予選 18位 最速ラップタイム: 1:13.496
フランク・モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
フリー走行3回目 22位 走行周回数:10 最速ラップタイム: 1:14.454
予選 22位 最速ラップタイム: 1:16.036
T-Car SA05-01
天気=晴天 気温=28-36℃ コース路面温度=35-56℃
SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨は、午前中に行われた3回目のフリー走行でトップを奪ったフェラーリのミハエル・シューマッハーからわずか3秒遅れのタイムを記録した。このフリー走行では走り始めを遅くするチームが多く、そのためセッション後半はコースが混み合う中でのアタックとなったが、その中で琢磨は好タイムをマークした。
午後の予選では琢磨が素晴らしい走りで、ウィリアムズのロズベルグやトヨタのトゥルーリ、スクーデリア・トロロッソのリウッツィを抑えての18位獲得を達成した。また、フランク・モンタニーはロズベルグがFIAの重量計測を受けなかったために、予選の第1ピリオドでの走行時間が残り少ない中で予定外の呼び出しを受けた上、電気系統の問題に見舞われていたこともあり、満足いくタイムを記録できなかった。
佐藤琢磨
「素晴らしい予選セッションだった。今週末はマシンもずっと好調で、フリー走行でも進歩を遂げていた。これまでで最高の予選結果を得ることができたことと、気温が高い中でコンペティティブな走りができたことがとてもうれしい。このポジションから明日のレースをスタートできることを本当にうれしく思うし、今週末のチーム全員の努力に感謝したい」
フランク・モンタニー
「今日もよくない日になってしまった。予選で再びトラブルが生じてしまった。問題解決に気をとられて、集中するのが難しい。今日の予選結果は残念だったが、明日に期待したいと思う」
鈴木亜久里 チーム代表
「今日はチームもよく頑張ってくれた。しかし、フランクのマシンには電気系統の大きなトラブルが発生してしまった。問題はそれ以外にはなかったが、解決策を見つける必要がある。予選に影響が出て、フランクにはかわいそうなことをした。一方、琢磨はいい仕事をしてくれた。予選タイムは完璧で、マシンも好調だった。琢磨のメカニックやエンジニアもよく頑張ってくれた。チームにとって初めての18位という結果に満足している。琢磨は2004年のアメリカGPで初めての表彰台を達成しているので、このサーキットにはいい思い出がある。明日のレースでは、琢磨とフランクのふたりがいい結果を出してくれることを期待している」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)