2006年F1ドイツGP土曜日公式予選後のコメント
2006年07月30日
ドイツGP2日目の公式予選後のコメントです。佐藤琢磨が、いいパフォーマンスを見せミッドランドの1台を超える予選となった。山本左近は、SA05での予選になったが、決勝はSA06の修理が間に合いそうです。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年ドイツGP 土曜日 フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA06-03)
フリー走行3回目 20位 走行周回数:21 最速ラップタイム: 1:18.668
予選 17位 最速ラップタイム: 1:17.185
山本左近 カーナンバー23 (SA06-04/SA05-01)
フリー走行3回目 19位 走行周回数:19 最速ラップタイム: 1:18.643
予選 21位(暫定) 最速ラップタイム: 1:20.444
T-Car SA05-01
天気=晴天 気温=26-32℃ コース路面温度=36-50℃
SUPER AGURI F1 TEAMにとっては、これまでで最高の一日となった。佐藤琢磨がニューマシンのSA06で、最も近いライバルであるミッドランドの1台に0.651秒の差をつけた予選タイムを記録し、明日のドイツGPの決勝レースを17番手からスタートすることになった。日本人としては最年少のF1デビューを果たすことになった山本左近は、午前中の最後のフリー走行でニューマシンを巧みに操る姿が印象的だった。残念ながら、SA06の限界を試している最中に、左近はフライイングラップの最終コーナーでコースアウトを喫し、コンクリートウォールにクラッシュ。Tカーで午後の予選に出場することになった。なお、決勝レースにはSA06で出場する予定だ。
佐藤琢磨
「これは素晴らしいチームの努力の成果であり、とにかく最高の気分だ。タイトなスケジュールの中、ニューマシンをここへ持ってくるのがどれほど大変なことだったかもわかっているし、メンバーが頑張って徹夜で作業に取り組んでくれたことも知っている。ニューマシンにはつきもののマイナートラブルがいくつかあったが、SA06はとてもいいパフォーマンスを見せている。最初の予選ですぐにミッドランドの2台に割って入るタイムを記録したが、これはチーム全員の努力の成果だ。しかし、これはSA06にとっては第一歩に過ぎないし、このマシンはとてもいいポテンシャルを秘めていると思う」
山本左近
「予選へ向けての午前中のフリー走行ではマシンのセットアップがとてもよかったので、ファーストランで本当にいいラップタイムを記録することができた。その後、新しいタイヤと新しいセットアップを試すことになったが、マシンの限界を知りたかったので、クルマの性能を100%使って走ったために、残念ながらコースアウトしてしまった。明日のレースへ向けて、チームがまたぼくのSA06の作業を行わなければならなくなってしまったことは申し訳なく思っているが、明日のF1初レースをとても楽しみにしている」
鈴木亜久里 チーム代表
「今日の予選では琢磨がとてもよくやってくれた。しかし、まだSA06も完璧ではないので、今後のレースに備えて常に努力を続けることを忘れてはならない。午前中のセッションでは左近もとてもいいタイムを出していたが、最後でプッシュし過ぎたようだ。明日は、彼にも、琢磨にもいいレースを戦ってほしいし、ここドイツで2台のSA06が揃ってフィニッシュラインを越えるのを見たいと思う」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)