2006年F1フランスGP日曜日決勝レース後のコメント
2006年07月17日
フランスGP3日目の決勝レース後のコメントです。佐藤琢磨は、残念ながらクラッチトラブルでSA05での最後のレースを飾れなかった。地元のモンタニーは、見事レースを完走。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年フランスGP 日曜日 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
リタイア 走行周回数:0 最速ラップタイム 非計測
フランク・モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
16位 走行周回数:67 最速ラップタイム 1:20.113
T-Car SA05-01
天気=晴天 気温=34-36.5℃ コース路面温度=48-57℃
SUPER AGURI F1 TEAMのフランク・モンタニーが、母国レースであるフランスGPで16位のチェッカーフラッグを受けた。佐藤琢磨はスタートでクラッチ関連のトラブルに苦しみ、1周を終えることなくリタイアという残念な結果に終わった。
フランク・モンタニー
「レースを完走できたので、ぼく自身はいい結果だったと思っている。いいスタートを切ることができて、他のドライバーとも戦うことができた。シケインをカットしてしまったが、これはモンテイロにオーバーテイクされてシケインに入れなかったからだ。他のクルマとファイトできたという意味ではいいスタートが切れたと思うし、それ以降はタイヤとマシンに集中しながら、全力で走ることに努めて、レースの流れに任せた。今週末もチームとエンジニアが頑張ってくれたと思うし、SUPER AGURI F1 TEAMと鈴木亜久里代表にはこのチームでレースをする機会をぼくに与えてくれたことに感謝したい」
佐藤琢磨
「もちろん、SA05には本当にありがとうと言いたい。シーズン始めからよく走ってくれたが、今週末は期待していたように終えることができなかった。フォーメーションラップでクラッチにトラブルが生じ、スタートで本当に苦しんだ。ようやくぼくが動き始めると、他のマシンはすでに遠くに行ってしまっていたが、ストレートで前のグループに早々に追いつくことができて、ヘアピンの入り口でミッドランドを1台抜くことができた。しかし、その後ギヤが入らなくなってしまって、何の手の尽くしようもなかった。チームのみんなが一生懸命努力してくれたのに、本当に残念だ。フランクとぼくで戦略を分けていたので、本当に強力なパッケージのはずだった。今日はフランクが素晴らしいレースを走ったので、チームにとってもフランクにとっても本当によかったと思う」
鈴木亜久里 チーム代表
「チームにとっては残念なことに、琢磨はクラッチトラブルでリタイアしなければならなかった。しかし、フランクがレースを完走したことをとてもうれしく思っている。フランスGPは彼にとってとても重要だというだけではなく、チームにとってもここで完走することが必要だった。フランクのラップタイムは安定していて、ひとつもミスを犯さなかった。今週末もチームは非常にいい仕事をしてくれたと思う。忘れてはならないのは今回もまだSA05という戦闘力の低いクルマで走ったということだ。ドイツで新しいマシンがデビューしたら、よりいい結果が期待できると思っている」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)