2006年F1中国GP日曜日決勝レース後のコメント
2006年10月03日
中国GP3日目の決勝レース後のコメントです。山本左近がついにF1初完走!また佐藤琢磨も14位と良かったのだが、残念ながら最終ラップに青旗無視と裁定され失格に。
ただ実質2台ともフニッシュできたので、鈴鹿に向けていいレースでした。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年中国GP 日曜日 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
14位 走行周回数:55 最速ラップタイム 1:40.856
山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
17位 走行周回数:52 最速ラップタイム 1:41.847
天気=曇り時々雨(湿度84-88%) 気温=22.6-24.6℃ コース路面温度=21.5-24℃
山本左近がSUPER AGURI F1 TEAMで初めてのグランプリ完走を果たした。チームメイトの佐藤琢磨も14位でチェッカーフラッグを受け、SAF1チームに再びダブルフィニッシュをもたらした。今週末も天候がレースを左右する大きなカギとなったが、そのおかげで中国GPは波乱に富んだレースとなった。
佐藤琢磨
「チームにとっては、本当に素晴らしい結果だ。誰にとっても難しいコンディションの中、本当にエキサイティングなレースだった。レースの間はずっとエンジニアと頻繁にコミュニケーションを取っていたし、適切なタイミングで適切なタイヤチョイスができたと思う。レース序盤は行く手を阻まれてしまったが、コースがクリアになってからは本当に強くプッシュすることができた。ある段階でギヤボックス関連の小さなトラブルが発生したが、すぐに修正することができた。今日の結果は素晴らしいチームの努力の成果だったと思うし、鈴鹿へといい勢いをつなげていくためにも、ぼくたちにとってはここ中国でいいレースを戦うことはとても重要だった」
山本左近
「天気もコースのコンディションも常に変化していたので、ぼくにとってはタフなレースだった。ある時点でドライタイヤに交換することに決めたが、タイミングが早すぎたので、マシンのハンドリングが難しくなってしまった。しかし、その後はレースの最後まで強くプッシュして走った。今回、初めてF1を完走できたが、素晴らしい気分だ。ぼくを常にサポートしてくれた人々全員に感謝したい。もちろん、SAF1のメカニック、エンジニア、そしてファクトリーのみんなにも感謝したい。中国でのレースのこの気持ちのまま、鈴鹿に帰りたいと思う」
鈴木亜久里 チーム代表
「左近が初めてF1レースを完走し、チームが再び2カーフィニッシュを果たすことができ、とてもハッピーだ。琢磨のラップタイムはとてもよかったし、難しいコンディションの中、充実したレースを走り抜いたと思う。鈴鹿の直前のレースということで、今回の中国GPはチームにとってはとても重要だった。ぼくたちのマシンがここで信頼性を発揮したということも非常に重要なことだ。今日はとてもいいレースだったので、もちろんすごく満足している」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)
追記
中国GPの正式結果について
レース終了後、スチュワードから佐藤琢磨に対して、レース中に速いドライバーをブロックしたとしてレース除外の裁定が出され、14位という決勝結果が剥奪されることになった。これにより、山本左近の決勝結果は16位となった。
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)