2006年F1ドイツGP金曜日フリー走行後のコメント
2006年07月29日
ドイツGP初日のフリー走行後のコメントです。両ドライバーともSA06のパフォーマンスに、好感触を持っているようだ。しかし、油圧系のトラブルが2台とも出ているのが心配です。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年ドイツGP 金曜日 フリー走行
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
フリー走行1回目 15位 走行周回数:14 最速ラップタイム: 1:20.102
フリー走行2回目 26位 走行周回数:8 最速ラップタイム: 1:19.365
山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
フリー走行1回目 19位 走行周回数:21 最速ラップタイム: 1:21.218
フリー走行2回目 27位 走行周回数:2 最速ラップタイム: 非計測
天気=ドライ(フリー走行2回目のスタート時は雨) 気温=25-28℃ コース路面温度=30-42℃
SUPER AGURI F1 TEAMと2台のニューマシンSA06が、ホッケンハイムでドイツGPのスタートを切ったが、勇気づけられる結果となった一日目だった。佐藤琢磨と新しいチームメイトの山本左近は、午前中のフリー走行で予定していたテストプログラムの大部分を終えることができた。午後はセッション直前の雨のためにほとんどのチームがセッションのスタートを遅らせていたが、SAF1がようやく走り始めると、2台に油圧系の問題が発生。残念ながら、プログラムの進行が妨げられる結果となってしまった。琢磨はチェッカーフラッグの数分前に走行することができたが、左近は2周のみの周回にとどまった。
佐藤琢磨
「今日は気温がすごく高くて、走り始めはグリップがとても低かった。走行のたびにマシンのセットアップは進歩していたので、最終的にたどり着いたセットアップにも比較的満足している。今日は通常のタイヤプログラムを一通り行ったが、気温が高いわりにはマシンの調子もいいようだった。この2日間でコースのコンディションもよくなっていくと思うので、明日の午前中はさらにセットアップの改善に取り組み、また、いい予選セッションにしたいと思う」
山本左近
「ぼくにとっての初レースの初日がこういう形で終わってしまったことにはもちろんがっかりしているが、SA06のポテンシャルを感じることができたことはとてもうれしく思っている。SA05からの本格的な進歩を感じているし、ぼくたちのためにいいマシンを作ってくれたチームの努力に感謝したい。午前中はシェイクダウンのようなものだったので、ひと通りのプログラムを進めていったが、残念ながら油圧系の問題が生じて、午後のセッションでは異なるセットアップを試すことはできなかった。しかし、マシンの印象はいいので心配もしていないし、明日の自分にとってのSAF1チームでの初予選についてはとても前向きに考えている」
鈴木亜久里 チーム代表
「今日のパフォーマンスにはかなり満足している。今週末からぼくたちにとっての本当の2006年シーズンがスタートすると思っている。今日は2回目のシェイクダウンテストのようなものだったので、当然、いくつかのマイナートラブルはあった。今のところ、琢磨もSA06のハンドリングに満足しているようだし、ニュータイヤで走れば今日よりもいいタイムが出せるだろう。それは明日にならなければわからないが、SA06のいいスタートを切ることができたし、ニューマシンで戦うグランプリ初日からチームもいい仕事をしてくれたと思う」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)