2006年F1ヨーロッパGP土曜日公式予選後のコメント
2006年05月07日
ヨーロッパGP2日目の公式予選後のコメントです。予選でのタイム計測のトラブルとレッドフラッグの誤報が、リズムを狂わせたようだ。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年 ヨーロッパGP フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
フリー走行3回目 22位/走行周回数 15/最速ラップタイム 1:36.082
予選 21番手/最速ラップタイム 1:35.239
フランク・モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
フリー走行3回目 21位/走行周回数 20/最速ラップタイム 1:35.706
予選 22番手/最速ラップタイム 1:46.505
T-Car SA05-01
午前中のフリー走行は、SUPER AGURU F1 TEAMにとっては不運と幸運の両方が訪れた。佐藤琢磨にブレーキ関係の問題が生じてしまったが、その一方でフランク・モンタニーは納得のいくセットアップを見つけることができたのだ。しかし、午後の予選第1セッションではタイム計測のトラブルとレッドフラッグの誤報という事態が発生し、混乱はピットレーンからコースにまで波及し、ふたりのドライバーが不運に見舞われることになってしまった。
佐藤琢磨
「午前中は難しいスタートになってしまった。クルマのバランスを改善するために、いろいろと仕事をこなさなければならなかったのだが、ブレーキ関係の問題も発生してその調査にも時間を取られて、必要なだけの走行を行うことができなかった。だが、チームのお陰でこの問題も解決され、セットアップにも変更を加えたので、予選時のクルマのバランスは以前より良かった。2回目の予選アタックの最中にレッドフラッグの混乱が発生したのは残念だったが、明日のレースに対してはポジティブな気持ちでいる」
フランク・モンタニー
「午前中のフリー走行の最中にかなり良いセットアップが見つかったので、午後も少し手を加えたぐらいでそのまま走った。だが、予選セッションではいろいろな問題に遭遇してしまった。まず最初は、FIAの重量計測の場所で止まった時にスターターに問題が発生して、その間、ずっとタイヤのブランケットを外したままだったので、タイヤが冷えてしまっていた。ぼくが再び走り出して、その5分後に新しいタイヤに交換したら、あのレッドフラッグのトラブルが起きてラップタイムが記録できなかった。このチームで初めての予選だったので少し残念だったが、クルマには大きな問題もなかったので、明日のレースを楽しみにしている」
鈴木亜久里 チーム代表
「とてもフラストレーションのたまる予選セッションだった。実際にスタートする以前に予選が終わってしまったような気分だった。ちょうど走ろうとしていた15分の第1セッションの最後にレッドフラッグが出てしまったので、フランクも琢磨も良い予選アタックができずに終わってしまった。琢磨は、新しいタイヤに交換してクイックラップを走ろうとしていたところにレッドフラッグが出てしまった。イモラでは2台ともフィニッシュできなかったので、明日のレースでは再び2台揃ってのフィニッシュを目指したい」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)