2006年F1サンマリノGPプレビュー
2006年04月18日
スーパーアグリF1プレスリリースより、サンマリノGPを迎えての各コメントです。
バルセロナテストを終え、初のヨーロッパラウンドでのレース。頑張って欲しいです。
今週、SUPER AGURI F1 TEAMはヨーロッパラウンドの初戦となるサンマリノGPへ向けて出発する。
序盤戦で自信を深めたSUPER AGURI F1 TEAMは、その後サンマリノGPに備えて、バルセロナの公式テストに参加した。パフォーマンスや信頼性の問題を一通り見直すことはできたが、数々のトラブルに見舞われ、井出有治はテスト最終日の走行を断念しなければならなかった。その結果、今回のテストでは佐藤琢磨も合計で117ラップ、541kmを走破するにとどまった。
しかし、チームの決意に揺るぎはない。次にチームが向かうのは、F1ドライバーにダントツの人気を誇る、イモラのアウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ。ボローニャの20マイル南東に位置するこのサーキットは、サンマリノGPとイタリアGPの両方が開催された歴史を持つ。コース幅が狭い高速サーキットで、大胆なコーナーもいくつかある。インテルラゴスとイスタンブールに並んで、F1カレンダーに3つしかない反時計回りのサーキットのひとつだ。
佐藤琢磨
「ヨーロッパシーズンの始まりということは、チームのモーターホームも真新しいものになるということなので、楽しみだ。2週間の休みが取れたので、チームもリフレッシュできたし、サンマリノGPを心待ちにしている。イモラはユニークなサーキットだ。クラシックスタイルで、コース幅は細く、路面はバンピー。レースでは縁石を多く使うので、クルマのセットアップが非常に重要だ。天気はとても寒いことが多いので、シーズン序盤のレースとはドライビングコンディションが異なる。ぼくたちのクルマはストレートのスピードは良いのだが、シケインや高速コーナーが今回のレースの試練になるだろう」
井出有治
「先週のバルセロナのテストで走れなくなってしまったことが残念だ。もっと長い距離を走る必要があったし、時間をかけてクルマのことを学ぶ必要もあった。オーストラリアと同じように次のレースもフィニッシュしたいと思っているが、今回はもう少し速く走れれば良いと思う。ヨーロッパのレースは初めてなので、とても楽しみにしているし、休みの間にイモラのサーキットを勉強した」
鈴木亜久里 チーム代表
「外国のレースが3戦続いたので、チームのメンバーも家に帰れて嬉しかったと思う。イギリスに戻った機会に、クルマの作業を行うことができたし、バルセロナの重要なテストにも参加することができた。テストでは全てのプログラムを終えることはできなかったものの、初めてSA05でフルテストプログラムを行ったので、チームもSA05をより深く理解することができた。これから、初めてのヨーロッパラウンドに向けてイタリアへ出発するが、これまでの進捗状況には満足している」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)