2006年F1トルコGP土曜日公式予選後のコメント
2006年08月27日
トルコGP2日目の公式予選後のコメントです。今回の予選は、SA06がテスト不足のためにコースコンディションの変化に、セットアップ仕切れなかったようです。佐藤琢磨のシャシーに深刻なトラブルが出たとなっているのが心配だ。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年トルコGP 土曜日 フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
フリー走行3回目 22位 走行周回数:21 最速ラップタイム: 1:30.151
予選 22番手 走行周回数:5 最速ラップタイム: 1:30.850
山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
フリー走行3回目 20位 走行周回数:17 最速ラップタイム: 1:29.881
予選 21番手 走行周回数:7 最速ラップタイム: 1:30.607
T-Car SA06-02
天気=晴天 気温=28-34℃ コース路面温度=36-54℃
SUPER AGURI F1 TEAM の佐藤琢磨と山本左近は、明日のレースをそれぞれ22番手と21番手からスタートする。灼熱の太陽の下で刻々と変化するコースコンディションと、新しいSA06のテスト不足が原因で、ふたりは思うようなセットアップを見つけることができなかった。フリー走行では自身の最速ラップタイムを記録していた琢磨だが、予選の最中にシャシーに深刻なトラブルが発生してタイムを更新することができず、一方、左近も変化するコースコンディションと準備時間の不足に泣き、午前中の自己ベストのタイムを上回ることができなかった。
佐藤琢磨
「残念な結果だ。今日、ぼくのマシンには新しいフロントサスペンションが装着され、午前中のセッションでは最後の方に小さな問題が発生しただけで、順調に進んでいた。しかし、予選ではシャシー関連の大きなトラブルが発生し、ハンドリングが難しくなって、いいラップタイムが記録できなかった。午前中のセッションではSA06にいい感触を得ているので、明日はいいレースができることを期待している」
山本左近
「午前中は昨日から計画していたマシンのセットアップを継続し、ニュータイヤの選択作業を進めた。おそらくコースのコンディションが原因だと思うが、3回目のフリー走行と予選ではマシンのバランスが変わっていたので、予選の最中に再びセットアップを調整しなければならなかった。短い走行の間にいいラップタイムが出せるようなセットアップを見つけることができなかったため、午前中よりもずっと遅いタイムになってしまった。しかし、ぼくは明日を楽しみにしているし、SA06で走る初めてのレースで完走したいと思っている」
鈴木亜久里 チーム代表
「SA06の完成バージョンはポテンシャルを見せているが、マシンのセットアップの時間が足りなかった。これは今日の予選タイムを見れば明らかだと思う。琢磨は午前中のセッションではかなり進歩していたが、残念ながら予選セッションの最中に深刻なシャシーのトラブルが発生してしまった。左近は粘り強く頑張っていたし、今週末はまだミスを犯していない。彼はセッションごとに進歩しているので、明日はレースを完走してほしいと思う」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)