2006年F1イギリスGP土曜日公式予選後のコメント
2006年06月11日
イギリスGP2日目の公式予選後のコメントです。このサーキットでは、マシンのポテンシャルの差がはっきり出るので、厳しいレースになるとのこと。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年イギリスGP 土曜日 フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
フリー走行3回目 21位 走行周回数:12 最速ラップタイム: 1:27.525
予選 20位(ペナルティ保留) 最速ラップタイム: 1:26.158
フランク・モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
フリー走行3回目 20位 走行周回数:10 最速ラップタイム: 1:27.229
予選 21位 走行周回数:22 最速ラップタイム: 1:26.248
T-Car SA05-01
午前中のフリー走行では、佐藤琢磨とフランク・モンタニーのふたりともがコースアウトを喫し、SUPER AGURI F1 TEAMは早々に走行を切り上げることになった。なお、佐藤琢磨はマシンの修復作業が予選セッションの開始時間に間に合わなかったため、サードカー(SA05-01)で午後の予選に出場した。
佐藤琢磨
「とても難しい1日だった。フリー走行の最中、ベケッツコーナーでコントロールを失い、クルマにかなり深刻なダメージを与えてしまった。その結果、残念ながらTカーに乗り換えなければならなくなり、あわせてエンジン交換のペナルティも取られることになってしまった。予選に備えてTカーを準備する時間は少ししかなかったが、チームの努力のおかげで時間内に作業を終えることができた。ただ、やはり予選セッションは難しかった。午前中のセットアップ・プログラムを完了していなかったし、別のシャシーにセットアップを施さなければならなかったので、マシンのハンドリングがナーバスになってしまった。今日起こったことを考えると、最終的な結果には満足しなければならないけれど、明日はきっとタフなレースになるだろう」
フランク・モンタニー
「午前中はトラブルがいくつか発生していたし、マシンを限界までプッシュしている最中にコースアウトしてしまった。だから、素晴らしいフリー走行だったとは言えないだろうね。ただ予選セッションはそれほど悪くはなかった。思っていた走りができたので、予選ラップにはかなり満足できた。他のチームより確かにスピードは遅いが、新しいマシンができればもっと良くなると思う」
鈴木亜久里 チーム代表
「午前中のセッションで琢磨がコースアウトしてバリアに衝突してしまったのは、ちょっと不運だった。その結果、予選をTカーで走らなければならなくなってしまった。フランクもコースアウトしたので、2台のクルマの予選用セットアップのテストを完了することができなかった。今日は歯車が噛み合わない1日だった。高速サーキットのシルバーストンでは、F1カーのパフォーマンスの差がとても明確に出る。僕たちにとっては非常に厳しいレースになるだろう。明日のレースでは当初の目標である2台揃っての完走を目指したい」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)