2006年F1ヨーロッパGP日曜日決勝レース後のコメント
2006年05月08日
ヨーロッパGP3日目の決勝レース後のコメントです。やっぱりダブルリタイアは残念。
スーパーアグリF1プレスリリースより。
2006年 ヨーロッパGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
リタイア/最速ラップタイム 1:36.706
フランク・モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
リタイア/最速ラップタイム 1:37.214
T-Car SA05-01
ヨーロッパGPはSUPER AGURI F1 TEAMにとって残念な結果となってしまった。佐藤琢磨はいいスタートを切り、21番手のスタートから7ポジションのジャンプアップを果たしていた。フランク・モンタニーはスタート直後の第1コーナーでの混乱に巻き込まれることもなく、32周目にコース上でストップしてしまうまでは順調にレースを進めていた。しかし、その後、2台ともにそれぞれ異なる油圧系の問題が生じ、ふたりのドライバーはレースをフィニッシュすることができなかった。
佐藤琢磨
「油圧系の問題が発生してリタイアになる直前までは、ぼくにとっては素晴らしいレースだった。チームも非常に頑張ってくれていたので、とても残念だ。シーズン序盤は信頼性も高かったので、このレースは本当にフィニッシュしたかった。スタートはとてもエキサイティングだった。ラインからは外れたが大丈夫だったので、第1コーナーで何台かをオーバーテイクすることができ、とても気持ちよかった。残念ながら、土曜日の午前中に発生したのと同じような問題が生じて、最初の5周でストレートのスピードが落ちていってしまったので、稼いだポジションを失う結果になった。その後はクルマのハンドリングもまあまあ良かったので、フィニッシュラインを越えることができなかったのは残念だったが、次のグランプリは数日後なので、バルセロナで再びレースに出場するのを楽しみにしている」
フランク・モンタニー
「このチームで初出場のレースをフィニッシュできなかったのが残念だが、これがレースだ。クルマのハンドリングは悪くなく、油圧系の問題が生じるまではかなり良いレースを走ることができた。鈴木亜久里チーム代表にはチャンスを与えてくれたことに感謝したい。とにかく良い週末だったし、チームとも楽しく仕事ができた。また、このチームのシートに戻って来ることができればいいと思っている」
鈴木亜久里 チーム代表
「チームにとっては残念な週末になってしまった。2台がメカニカルなトラブルでリタイヤとなったので、次のレースまでに問題を究明して解決策を見い出したい。うちのマシンのパフォーマンスは他よりも低く、SA06の導入までは苦しい状態が続くだろう。だが、それまでは、現在のクルマの改善に力を注ぎ、全力で戦うつもりだ」
(スーパーアグリ・フォーミュラワン プレスリリース)